石油や化学薬品を原料とする
合成界面活性剤
日本で誕生したのは
1953年（昭和28年）でした。
合成界面活性剤は
1914年（大正３年）
第一次世界大戦と共に
合成界面活性剤の歴史が
幕を開けます。
そのはじまりは、こうでした。
第一次世界大戦時
ドイツが食料制裁を受け
油脂資源の入手が困難となり
食用油脂にも窮する事態に陥り
大変な食糧不足に陥ってしまいます。
石けんは油脂が原料
この油脂不足極まりない時
石けんの代わりをする代用品を
生み出すことが急務となったのです。
1916年（大正5年）
ドイツにて
石炭ガスの副成分コールタールから
ブチルナフタレンのスルホン酸塩
が合成されました。
これがすべてのはじまり。
しかし、これには欠点が！
肝心の洗浄力がよくなく
大戦後
食料難から回復されるにつれて
石けんに戻っていき
長く使われることはありませんでした。
しかーし
ここで終わるかと思いきや
1928年（昭和3年）
ドイツ「ベーメ社」が
天然油脂から
硫酸系界面活性剤を合成し
新たな合成界面活性剤が誕生したのです。
これは当時、革命的な開発でした。
石鹸に比べて
水への低温溶解性や
耐硬水性・耐酸・耐アルカリ性
乳化、分散、浸透性などが良く
洗浄力も優れたもの。
今でいうノーベル賞ものだったかもしれませんね。
ここからです。
合成界面活性剤の開発が
どんどん加速するのです。
1946年（昭和21年）
石油を原料とした
硫酸系界面活性剤
アルキルベンゼンが発明
そして日本でいよいよ
1953年（昭和28年）
硫酸系アルキルベンゼン合成洗剤
「花王ワンダフル」
発売
これが日本で一番初めに登場した
合成界面活性剤の洗剤のようです。
この背景には
1949年（昭和24年）
電気洗濯機が登場
これが大きな大きな
社会現象となり影響を多大に与え
硫酸系台所用液体洗剤
硫酸系シャンプー＆リンス
これらが発売されたのもこの頃なのです。
当時の『三種の神器』とされていた
洗濯機・冷蔵庫・白黒テレビ
これらの家電製品の普及と同時に
合成洗剤が急速に普及していきます。
合成界面活性剤の商品が
誕生して約10年後には
石けんの生産量を上回ったそうです。
そして同時に
今まで日本人にあまりいなかった
アトピー性皮膚炎
一気に増えるのもこの頃からなのです。
そんな中
硫酸系合成界面活性剤を
生産する化学会社で
従業員の方が
硫酸系合成界面活性剤による中毒死
この疑いがもたれました。
その他にも
従業員の方が皮膚炎を発症したり
硫酸系合成界面活性剤を使用して
内臓障害を起こした
と訴える人も現れるのです。
これは危険！
この事件をきっかけに化学会社は
粉せっけんを発売
「今お使いになっている
石油化学による洗剤（アルキルベンゼン）は
人体に危ない点がある」
とキャッチコピーにしたくらいでした。
人体に安全か否か
現在に至るまで
合成界面活性剤の様々な問題が
浮上しては改良され
各立場での意見論争が行われながら
進化していったようです。
こんな背景があったのですね～
皆さんはどうお感じになられますでしょうか？
たるみ・シワ・美肌
GRANBELLE「グランベル」
＠埼玉県ふじみ野
池田恵子
▼当エステサロンのご紹介
埼玉県富士見市（ふじみ野）
50代・60代女性のための
たるみ・シワ・美肌
品格美肌フェイシャルエステサロン
▼ホームページ
▽ お問合せ・ご予約電話
TEL 049-256-7974
▽ 24時間受付 簡単メールフォーム
▽ 24時間受付 当サロンLINE＠
ご予約はLINEからも承ります
隔週日曜日
キレイのお役立ち情報も無料配信サービス
営業時間/平日10:00～19:00
（最終ご予約時間17：00）
定休日/土・日・祝日
◇ ホームページ
◇ プロフィール
◇ メニュー
◇ アクセス
どうぞお気軽にお問合せ下さいませ
GRANBELLE「グランベル」
池田恵子