ウィルウェイです。

本日は「気候感度」についてご紹介します。

 

気候感度とは、ある外部的な要因に対して、気候がどれくらいの影響を受けるかという度合いを表す気候学の用語。

「気候感度」の考え方

気候感度は、ある放射強制力に対して、どのくらい気温(地表平均気温)の上下がもたらされるかという考え方であり、数値的には、単位量(ある一定の放射強制力)あたりの気温の変化量(長期的な気候の変化後の気温)で表される。

ここでの気温の変化量は、気温が上昇している状態ではなく、放射が平衡に達して気温が安定したときを考え、これを平衡気候感度と言う。また、平衡気候感度を算出できない気候モデルで用いられる、海洋の熱的な変化を考慮した有効気候感度というものもある。こういった平衡を考えずに、あらかじめ決めた期間内での気温の変化量を用いた場合には、気候感度ではなく過渡気候応答(Transient climate response, TCR。気候の漸増応答とも)という。

気候感度の変化と気候変動

気候感度の大きさが変わると、同じ放射強制力あたりの気温の変化量も変わる。気候感度が良いほど気温の変化量が大きい。

雲の放射強制力に関する理解が進んでいないため、気候モデルの結果は、その気候モデルが雲の放射強制力をどのように規定しているかによって大きく左右される。気候感度を強めるフィードバックとして特に重要なものに水蒸気フィードバックがある。

ウィルウェイです。

本日は「過去の気温変化」についてご紹介します。

 

過去の気温変化では、様々な時間スケールでの大気と海洋の温度の変動について示す。もっとも精密な気温情報は、1850年以来の温度計の記録を基にした系統だった観測が始まってからである。それ以前の時代、更新世の氷期の終了以降、特に完新世では様々な見積もりがされている。

一般に温度計による直接的な観察は1850年頃から始まったとされ、これ以来、地表面付近の準地球規模の気温の信頼できる記録が得られるようになった。それ以前にも温度計で計測された気温の記録が存在するが、温度計の普及率と規格化の問題があり信頼度は低い。

19世紀、20世紀初頭の観測範囲は非常に少ないが、現在では気象予報に用いられるため世界中の様々な地域の気象学的な情報が得られる。気温の変化は規模や地域で異なるため、異なった様々な箇所からのデータを合わせて、地球規模での平均的な変化を見積もることになる。

これらのデータから、19世紀後半以降、1910年から1945年、1976年から2000年の間にかけて大規模な温暖化が起こったことがわかっている。現在、地球温暖化が問題となっているが、その原因が自然のものか人為的なものかが重要な問題となっている。

温度計を使った地表面の気温データが得られるようになったのと同様に、船上でも海水温が計測されるようになった。これらのデータでも、1860年以来の陸上の観測地点で認められた温暖化と同様の傾向が見られたにも示されている。

これらの観測地点から得られたデータから、平均の地球表層の気温は20世紀の間に0.6±0.2℃上昇したことを示す。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)では「もっとも信頼できる見積もりによると、地球表層気温変化は19世紀後半以降に0.6℃の上昇、95%信頼区間で0.4から0.8℃上昇した」と結論付けている。

アメリカ国立科学アカデミーの2002年およびその後の報告書でも、20世紀の世界的な温暖化の証拠を強く支持している。

温度計を使った気温の測定には、その誤差による不確実さの指摘もある。これには観測点が地球上全ての地域をカバーしているわけではないという点や、温度計の仕組みや観測方法が変化していることの影響、観測地点の土地利用の変化の影響の問題も含まれる。

船舶による海洋観測で得られた記録は、陸上で問題になる影響が少ないながら、これらもまた、観測方法が変化しているという問題がある(布製のバケツで海水を採取する方法から、エンジンの取水口から採取して計測する方法へ変化)。しかし、少なくとも都市のヒートアイランド現象の影響を受けていないという利点もある。

2020年からは、新型コロナウイルスの影響も温暖化に関与している。ロックダウンや緊急事態宣言により世界中の人々の外出が減少したことで二酸化炭素排出量が抑えられている。ただ、このことは長い歴史の中で見たら一時的なことに過ぎず、世界で新型コロナウイルスの感染が収まり経済が発展していくと再び二酸化炭素排出量が増加するのは間違いない。長期的な温暖化対策が不可欠である。

 

ウィルウェイです。

本日は「外来河川」についてご紹介します。

 

外来河川(がいらいかせん)は、流水の大部分を上流の湿潤気候地域に依存している河川である。特に、乾燥地域に流れ込む河川を指す。

一般に外来河川では、乾燥地域を流れる間の蒸発や浸透、河底からの漏洩により、下流にいくほど水量が減少する。また、これにより末無し川となることもある。

主な外来河川に、ナイル川、チグリス川、ユーフラテス川などがある。