ウィルウェイです。

本日は「生態系を活用した適応策」についてご紹介します。

 

生態系を活用した適応策(せいたいけいをかつようしたてきおうさく、Ecosystem-based adaptation、省略名称:EbA)は、気候変動により生じると想定される被害に対し、生物多様性や生態系サービスを活かす形で支援を行う適応戦略を指す。このため、EbAは気候変動に適応するための幅広いアプローチを含んでいる。生物多様性条約では、EbAを「気候変動により不利益を受ける人々が適応するために必要な支援を包括的に行うための適応戦略の一部としての生物多様性と生態系サービスの利用」と定義している。EbAに関して、2014年の第1回国連環境総会や2018年の生物多様性条約第14回締約国会議で関連する決議や決定が採択された。生態系に基づく適応(EbA)という用語は、2008年に国連気候変動条約会議[2] において、国際自然保護連合(IUCN) のメンバーらによって用いられ、2009年国連生物多様性会議において正式に定義された。

EbAは、森林、草地、湿地、マングローブやサンゴ礁などが気候変動により生じると考えられる変化、例えば、雨の降り方の変化や最高・最低気温の変化、これまでにない豪雨、そして、気候状態を可変増大させるような変化により受けると考えられる有害な影響を減らすための、保全、持続可能な管理、そして生態系修復を含んでいる。EbA対策は、単独で、または工学的アプローチ(貯水池や堤防の建設など)、ハイブリッド対策(人工礁など)、および気候リスクに対処する個人や機関の能力を強化するアプローチと組み合わせて早期警告システムの導入として実装できる。

EbAは、自然に基づく解決策、補間、そして社会生態系の回復力を構築するための広くさまざまな他のアプローチと共通要素の共有など、より広い概念の中に巣づいている。 これらのアプローチには、コミュニティベースの適応、生態系を活用した防災・減災(Ecosystem-based disaster risk reduction;Eco-DRR)、気候スマート農業、グリーンインフラストラクチャが含まれ、多くの場合、参加型および包括的プロセスとコミュニティ/ステークホルダーエンゲージメントの使用に重点が置かれている。EbAの概念は、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)および生物多様性条約(CBD)のプロセスを含む国際フォーラムを通じて推進されている。多くの国が、パリ協定の下での気候変動への適応戦略と国家決定貢献(NDC)において、EbAに明示的に言及している。

公共および民間部門の利害関係者や意思決定者によるEbAの広範な普及に対する障壁は残っているが、EbAの可能性をより深く理解するための対策は、自然保護および持続可能な開発グループの研究者、擁護者、および実践者の間で確立されてきている。EbAは、多くの人々が生活や生活のために天然資源に依存している発展途上国の気候変動と貧困の関連する課題に対処する効果的な手段として取り入れられてきている。

ウィルウェイです。

本日は「植物プランクトン」についてご紹介します。

植物プランクトンとは、プランクトンのうち独立栄養生物の総称である。ギリシャ語でphytonは植物、πλαγκτος は漂流者を意味する[1]。多くの植物プランクトンは小さすぎて裸眼で個体を識別することはできない。しかし十分多くの数が集まれば、その葉緑素によって水全体が緑色に染まって見える。

植物プランクトンには光合成を行う微生物が全て含まれる。植物プランクトンは水中の食物連鎖の基礎になるという生態学的に重要な役割がある。しかし地上生態系の植物と違って、分類学上の植物プランクトンは多岐にわたり、真核生物の原生生物、原核生物の真正細菌、古細菌が含まれる。海中にはおよそ5000種の植物プランクトンがいると言われている。競争する資源が限られる中で、どのようにこんなに多様性を持って進化してきたのかは良く分かっていない。

数の上で、最も重要な分類は珪藻、藍藻、渦鞭毛藻やその他の藻類の仲間である。この中の1つ、円石藻はかつて大気中に大量のジメチルスルフィドを放出した。ジメチルスルフィドは硫黄に変わり、雲凝結核となって雲を作った。サルガッソ海や太平洋亜熱帯循環などの貧栄養な海域では、植物プランクトンの多くをピコプランクトンが占める。

 

ウィルウェイです。

本日は「縄文海進」についてご紹介いたします。

 

縄文海進は、地質学的には完新世海進、後氷期海進(Holocene glacial retreat)を指す海進である。すなわち最終氷期の最寒冷期後(19,000年前)から始まった温暖化にともなう海水準上昇を指す。日本では縄文時代の始まり(16,000年前)に近い。海水準上昇は約120メートルにおよんだ(年速1–2cm)。

ピーク時である約6,500年 - 約6,000年前まで上昇が続いた。ピーク時の気候は現在より平均気温が1–2℃高かった。なお特にピーク時およびその数百年間の海進を強調し縄文海進と呼ぶ場合もある。

この海面上昇は、沖積層の堆積より速かったので、最終氷期に海岸から奥深くまで河川により侵食された河谷にはピーク時には海が入り込み大規模な内海が形成された。

 

原因

この時期は最終氷期終了の後に起きた世界的な温暖化の時期に相当する(完新世の気候最温暖期)。また、北半球の氷床が完新世では最も多く融けていたため、世界的に海水準が高くなった時期に当たる。

この温暖化の原因は地球軌道要素の変化による日射量の増大とされている。しかし、日射量のピークは9,000年前であり、7,000年前の海進のピークとは差がある。近年の地球温暖化の議論では、過去の温暖化の例として、小説などでもしばしば取り上げられている。