ウィルウェイ です。
本日は「ジャングル (森林の型)」についてご紹介します。
ジャングルとは、熱帯雨林一般を指す言葉としても使われているが、元来は熱帯域の森林の1つの型のことである。密に生い茂り、見通しの利かないもので、転じてそのような状況のものを指す言葉としても使われる。
ジャングルという言葉は、元来はヒンディー語の jangal に由来し、これは元々は居住地の周辺にあって踏み込むことのできないような森林や低木林を指していた。
熱帯雨林では、大きなギャップが生じると蔓植物が繁茂することが多く、木性の蔓植物は強光を得ると一気に生長し、例えば伐採などの後にはそれらが広く繁茂するので、人の立ち入ることのできない状態の森林が出来上がる。これがジャングルである。そのような蔓草は密なカーペットのような形をなし、低木の上を覆い尽くす。樹木が次第に生長すると、これを持ち上げてゆくことになり、次第に本来の森林の形態にもどるが、その進行はとても遅くなる。
ジャングルとは蔓性のヤシであるトウ類が生い茂った森のことである、と初島 (1978) は述べている[5]。彼によると、トウ類は陽性の植物であり、森林内では光不足のために成長できず、高さ30cm程度で成長を止めてしまい、そのまま何年もその状態でいる。そこで森林が伐採されたり、暴風などで高木が倒れたりといった理由で林床に光が入るようになると一斉に成長を始め、密林を作る。彼等の茎や葉柄には多くの棘があり、また葉の先端からは逆棘のある鞭状の蔓が出るため、彼等は互いに引っかかり合い、人などが侵入するのはほぼ不可能になる。これがつまりジャングルであり、これは本来の熱帯雨林ではなく、それが破壊されて生じる二次林である、という。これも上記のような記述とよく符合し、むしろ駒嶺監訳 (2004) に示されているヤシ類というのがトウ類だ、ということだと思われる。