ウィルウェイ です。

本日は「人工林」についてご紹介します。

 

人工林は、植林や播種で成立した樹木が優先してみられる森林。人の手により苗木の植栽、播種、挿し木等が行われ、樹木の世代交代(造林)が達成されている林をいう。育成林ともいう。人間が樹木の生殖に関わることにより、品種・品質が整えられ、工業・建築材料としての木材供給(林業)に適した樹木群となる。

一般に人工林とは、人為的に樹木を植栽して、森林のようにしたもので、その主たる目的は木材の生産である。

国際連合食糧農業機関(FAO)が作成・公表する世界森林資源評価(Global Forest Resources Assessment:FRA)では、天然更新による樹木の構成が優先している森林を天然林(Naturally regenerating forest)、植林や播種で成立した樹木が優先している森林を人工林(Planted forest)としている。世界森林資源評価では人工林をさらにPlantation forest(プランテーション)とOther planted forest(その他人工林)に区分している。

人工林の対義語は天然林であるが、「天然林」「天然生林」「原生林」等の用語は議論や立場によって意味合いが一致しないことがある。

    人工林 … 生殖:人工、育成:人工(放置)
    天然林 … 生殖:自然播種、育成:人工(放置)・自然
    原生林 … 生殖:自然播種、育成:自然

原生林のうち植生が古いものを原始林と言う。

なお未整備のまま残され、間伐などをせずに細長い木が過密に生えている状態のことを「もやし林」や「線香林」ということもある。

材木生産以外の目的の人工林としては、防風林や防砂林、防潮林などが挙げられる。

 

ウィルウェイ です。

本日は「植生」についてご紹介します。

 

植生とは、地球上の陸地において、ある場所に生育している植物の集団である。

地球上の陸地は、砂漠などの極端な乾燥地域や氷河地域を除いて、何らかの植物被覆で覆われている。そこに見られる植物被覆のことを植生という。この植生は、気候や土地条件の違い,あるいは人為的な作用の加わり方の違い、場所によりけりで森林や草原、耕作地、植物のごく少ない荒原などとなる。このようにその場の植物のありようによって、その場その場の景観(これを相観と言う)ははっきりと特色づけられる。そのためこれを把握する場合、植生もしくは植被と呼んでいる。

植物群落
植物群落とは何種類かの植物がまとまってつくる植物の集団を指している言葉である。単に群落ともいう。主に場所ごとに異なった植物群を識別することができる。そのことにより、それぞれ特有の種類組成を示して見せることができる。これを比較してゆくと、類似した環境にはほぼ同一の植物群が出現することがわかる。そこで植物名や環境の名称を頭にかぶせてそれぞれの植生を植物群落として認め、それぞれの名を与えて用いる。植物社会学で植物群落を分類する際には、群集を基本単位として用いる。このような研究においては、まずその場にどのような植物の種が、どの程度の量、面積で生育しているか、といった情報を集める必要がある。そのための調査を植生調査という。

植生工
植生工は、工法と工種で使用される名称で、工法の意味では復元しようとする植物を播種、植栽、あるいは自然植生の侵入を促したりする工法の総称である。 そして工法としては種子から導入する播種工、植栽によって導入を図る植栽工、植生の自然侵入を促す植生誘導工の3つに大別される。

 

ウィルウェイ です。

本日は「常緑樹林」についてご紹介します。

 

常緑樹林とは、年間を通して葉をつける木、すなわち常緑樹からなる森林を指す。常緑広葉樹林と常緑針葉樹林がある。

常緑樹林は、樹木が密に並んだ植生で、構成樹種の多くが年間を通じて葉を維持しているものを指す。多少の落葉樹が混じるのは、特に珍しいことではない。樹木は、乾期や冬といった葉の維持が困難な時期に葉を維持することで新しい葉を作るコストを省くことと、一旦は葉を捨てて、好適な時期にあらためて葉を生産することを、両天秤にかけていると見ることができる。したがって、常緑樹林は、このような不利な時期が短く、さほどつらくない条件下で成立する。

    常緑広葉樹林

    熱帯の熱帯雨林から、温帯でも暖かい地域の照葉樹林や硬葉樹林までを含む。いずれも、冬にそれほど寒くならず、年間を通して一定の降水量があることが必要である。熱帯で乾期が厳しくなれば雨緑林となり、温帯でより寒さの厳しい地域では落葉広葉樹林になる。

    常緑針葉樹林

    落葉広葉樹林よりさらに寒さの厳しい条件で出現する。一般に針葉樹は、広葉樹より、より小さく厚い葉をもつために、より耐寒性に優れていると考えられる。そのため、広葉樹が充分成長できない条件でも、一定の成長を維持し、針葉樹林ができるものと考えられる。常緑針葉樹林は日本ではブナ林より高いところ、または北に出現し、本州中部では標高1500mくらいから上に、平地では北海道北部くらいから出現すると言われる。世界的には、シベリアのタイガとよばれる地域が、大きく広がった常緑針葉樹林として有名である。しかし、最近はこの地域も環境悪化が懸念されている。

常緑針葉樹林よりも寒い地域では、落葉針葉樹林が成立するが、その面積は小さく、それより寒い地域では森林そのものが成立しなくなる。いわゆる森林限界である。