ウィルウェイ です。

本日は「天然林」についてご紹介します。

 

天然林は、主に天然の力で形成されていて、天然更新による樹木の構成が優先してみられる森林。人工林の対義語。

国際連合食糧農業機関(FAO)が作成・公表する世界森林資源評価(Global Forest Resources Assessment:FRA)では、天然更新による樹木の構成が優先している森林を天然林(Naturally regenerating forest)、植林や播種で成立した樹木が優先している森林を人工林(Planted forest)としている。なお、2015年のFRA2015までは「Natural Forest(天然林)」の内訳の一つとして「Naturally regenerating forest」があったが、2020年のFRA2020では「Naturally regenerating forest」と「Planted forest」はどちらも同レベルの天然林の総称として用いられている。

天然林は厳密には人手の加わらないあらゆる遷移段階(植生の初期の段階から群落の発達段階の終わりの段階の極相まで)を含む森林をいうが、天然林的要素を持ちながら伐採による人為的影響を受けている天然生林も含めて天然林と呼ぶこともある[3]。天然林の場合は台風や森林火災などの自然攪乱による天然更新、天然生林の場合は伐採など人為攪乱による天然更新によって成立するが、天然生林も極相に達すれば天然林と同様になる。また、稚樹の不足部分への植栽など部分的に人為を加えた育成天然林も含むことがある。

なお、自然林は一般的には人為の影響が少ないままある程度遷移段階が進んでいる森林のことをいう。また、原生林は厳密には過去に人手が加わったことがなく、大きな自然攪乱の痕跡もない森林をいうが、実際には多少の人手が加わったことがあっても痕跡がなくなっているものは原生林と呼ばれている。

 

ウィルウェイ です。

本日は「天然水の森」についてご紹介します。

 

天然水の森は、サントリーによる森林保全活動。

洋酒・清涼飲料水の製造・販売を行なっているサントリーが、商品生産の持続可能性を高めるために「天然水の森」として森林保全活動を行なっている。企業は度々、ボランティアやCSR活動として植林などの森林整備を行うが、サントリーは基幹事業として森林保全・森林整備を行う。天然水の森は水源涵養林として高い能力を持った森林を目指している。水資源の涵養力を高めることを主目的にしているが、地球温暖化対策や生態系の保全の効果が期待されている。

森林整備の目標として、

    水源涵養林としての高い機能を持った森林
    生物多様性に富んだ森林
    洪水・土砂災害などに強い森林
    二酸化炭素の吸収力の高い森林
    人々が豊かな自然と触れ合える美しい森林

等を掲げている。

サントリーの工場の水源涵養エリアの把握を目的にして社内に水科学研究所を設立し、水文学を用いた調査研究を行っている。2003年には「天然水の森・阿蘇」が誕生し、森は2017年に19箇所・約9000haに達して、2020年には12000haにすることを目標にした。

分収育林・社会貢献の森・企業の森の制度を活用して原則30年、長ければ100年は国有林・民有林などと契約している[2]。マツ枯れ・ナラ枯れ対策や放置竹林の整備、搬出間伐・切出間伐を行なっているが、サントリーの社員や家族によっても枝打ち・つる切りなどの森林整備を行い、社員研修や大学との共同研究の場所として使われている。サントリー天然水の採水地がある南アルプス・奥大山・阿蘇の天然水の森には「森と水の学校」を開校して子供への環境教育を行っている。さらには天然水の森の整備を通じて森林づくりの技術を継承など人材育成に取り組んでいる。

「天然水の森」の活動によって水源涵養・環境教育・技術の継承のみならず、消費者によるサントリーと商品のブランド価値の向上につながっている。

ウィルウェイ です。

本日は「天然更新」についてご紹介します。

 

天然更新とは、森林の伐採後において、植栽を行わず、自然に落下した種子から樹木を育成させることで再生を図る方法。地域の気候や風土に適した樹種を再生させることが可能である。

樹木の種子は、毎年、地表面に大量に供給されているが、多くが休眠状態となっている。森林の伐採後、地こしらえなどにより種子が発育しやすい環境を造成することで、これらの種子の発育を促し、森林の再生を図るものである。普通は発芽してくるのは、まずパイオニア的な植物であり、そこから再び遷移の系列をたどるようにして森林が回復する。もっとも、土壌も確保されているから以前にあった樹種はすぐに発芽、萌芽をするので、回復に要する時間は本来の遷移よりは早い。

ただし、そうやって回復した森林が元と同じか、はまた別の問題である。本州南部の平地や低山にはシイとアラカシを中心とする照葉樹林が多く見かけられるが、これはその多くが本来はタブ林の立地であるらしい。ところが伐採されたときに発芽するのがシイやアラカシの方がはるかに多いため、これらが優先する林ができやすい。それが本来の森林になるには、もっと多くの時間が必要とされると思われる。

森林を伐採する際に、尾根筋や風上など、種子が拡散しやすい箇所の樹木を数本程度意図的に残し、母樹として種子を供給させることもある。

一般に、種子を多く付ける広葉樹などが対象となる。針葉樹には不向きであるといえる。