生息地分断化は、生物の生息地に分断が生じ、生息地が断片化すること。ゆっくりとした物理的な環境の変化(異所的種分化(英語版)の原因と考えられている)、あるいは土地の改変などといった人間活動によって起こる。特に人為的な要因で起こった生息地分断化は、急激な環境の変化と個体群の分断を引き起こすため、多くの種の絶滅や個体数の減少につながる。

生息地分断化という用語は、以下の4タイプの生息地の変化を表すのに用いられる。

    生息地の範囲が減少すること
    パッチ状の生息地の数が増加すること
    生息地の各パッチの大きさが減少すること
    孤立したパッチ状の生息地が増加すること

これら4つが同時に起こる場合だけではなく、どれか1つ、あるいは2つか3つが組み合わさって起こる場合でも生息地分断化と呼ぶ[2]。