~My memories~ 著:WILL -892ページ目

(36)~My memories~ 約束

~ 約 束 ~

$~My memories~ 著:will


1995年10月26日


『タクちゃん♪』

『ん?なんだい?』


『やっぱり、タクちゃんは笑っている顔が1番良いね♪』

『そっ、そうかな~・・・』

『うん。ほんとだよ。だからね・・・』

『ん?だから?なんだい?』

『うん・・・だからね・・・いつも笑っていて欲しいな~・・・』


そのとき、妻の余命は既に過ぎていた・・・


『あっ、あったりまえじゃないか!ずぅ~とっ。ずぅ~とっ。俺は笑顔でいるよ。』

『よかった♪約束ね♪』

『あぁ、約束だ。』

『それとね・・・』

『ん・・?まだ何かあるのかい?』

『うん・・・それとね、もし、機会があったら私達のこと沢山の人に知って欲しいな・・・』

『え?どうしてだい?』

『うん・・・多分・・・私達みたいな人って沢山いるし、でも・・知らない人のほうが多いから・・・』

『そうだね。わかった。将来必ず沢山の人に伝えような。』

『うん。』


そこで、私達は思い出の永代橋の夜景を眺めながら、

お互い、とても小さな小指を重ね合わせ、

人生で最後の約束をした・・・

$~My memories~ 著:will



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