(37)~My memories~ 別れ1/2
~ 別れ ~
1996年3月30日
病院の病室で窓から見える桜を見ながら、妻が囁くような声で私に言った・・・
『ねぇ、タクちゃん・・・』
『ん?何だい・・・?』
『今年も、あそこで桜のトンネル見られるかな・・・』
『トンネル・・・?あぁ~、目黒川の桜のことだね。』
『うん。あそこの真っ赤な橋から見る桜って、トンネルみたいでしょ。』
『そうだね。今年もきっと満開になるよ。』
そう私が答えると・・・

『うん。楽しみ♪』と、
少し元気な声で囁いた・・・
私は震える体と、溢れ出しそうな涙を堪え、
『ああ・・・必ず見に行こうな!』
そして、私は心の中で叫び続けた・・・
必ず!・・・
必ず!と・・・
その夜、妻は、まるで満開のさくらのトンネルを歩いている夢を見ているような、
とても、おだやかな顔をして、眠りについた・・・

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1996年3月30日
病院の病室で窓から見える桜を見ながら、妻が囁くような声で私に言った・・・
『ねぇ、タクちゃん・・・』
『ん?何だい・・・?』
『今年も、あそこで桜のトンネル見られるかな・・・』
『トンネル・・・?あぁ~、目黒川の桜のことだね。』
『うん。あそこの真っ赤な橋から見る桜って、トンネルみたいでしょ。』
『そうだね。今年もきっと満開になるよ。』
そう私が答えると・・・

『うん。楽しみ♪』と、
少し元気な声で囁いた・・・
私は震える体と、溢れ出しそうな涙を堪え、
『ああ・・・必ず見に行こうな!』
そして、私は心の中で叫び続けた・・・
必ず!・・・
必ず!と・・・
その夜、妻は、まるで満開のさくらのトンネルを歩いている夢を見ているような、
とても、おだやかな顔をして、眠りについた・・・

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