初めての作家さんです
三千円の使いかた、というドラマで
話題になった作家さんだそう。
こちらもお金の話。
サクッと読みやすい感じです。
以下、ネタバレあります
みづほがずっと節約を重ね、
ようやく手に入れたヴィトンの財布が
巡り巡るストーリーなんですけど
財布、、というか
お金に踊らされている人々の話なのかなと
感じました。
浮ついた意味での「踊る」ではなく
お金が無いから、そうせざるを得なかった
そういう意味も込めて。
FX、NISAやコロナショック、
仮想通貨、不動産投資の話も
出てきます。
タイミングが少しでも違えば
運命は変わっていたかもしれない。
でも、最終的には
「情報や貯金は、
選択肢を広げることができる」
ということがテーマなのかなと
私は感じました。
盛大なネタバレになりますけど
だって、リボ払いの借金が分かったとき
離婚しとけば良かったじゃないですか
反省して、改心を誓うならともかく
親子ともにあの態度
せめて、離婚した場合の公的扶助の制度など
きちんとした情報を知っていれば
その時点で、別の選択肢があったはず。
ラスト、
選択肢が増えたのは
きっと金銭的な不安が減っていたから。
家ごと財布を買うことも、
できたかもしれない。
それでも、一旦検討できる立場になったのも
お金や情報（不動産投資的に、良い物件か）
のおかげでは。
こちらもドラマ化しないかなー
面白かったです！
お勧めです
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