毎日、本当に暑いですねガーン

夏なので、、
暑いので、、

ホラーのご紹介です!てへぺろ

お嫌いな方はここでお戻りください。

私自身は、グロ系は苦手で
怖いのに見たがりで
見て夜中に後悔するタイプです。

最近、稲川淳二の怪談グランプリ見て
案の定寝れなくなりました(笑)
↑怪談の内容もですが、
話し方、構成を競うグランプリなので
そういう視点で面白い番組なのです。
毎年見てますが
今年のトンネルの話、とても上手で好きでした。




さて、そろそろ
話を戻しまして。


残暑厳しいこの季節。
まさにこの季節の話といえば、
「屍鬼」だと思うのです。


村は死によって包囲されているーーー
この夏は、どこかおかしい。

高齢化が進む村、
原因不明で次々と亡くなる住民、
そしてその家族や親族も次々とーーー。

不可思議な深夜の引越により現れた、新たな住人。
侵食されていく日常。
疫病を疑う、村で唯一の医者。
幼なじみの僧侶とともに、真相に迫るーーー。


小野不由美さんなので、
読みにくい漢字や文体も多くて小難しいです。
しかも文庫5冊の超大作。
でも、すっごく!!!面白いです。


以下、ややネタバレを含みますが


人々が立て続けに亡くなった原因は、新たな住人。
屍鬼だったのです。

吸血鬼のように血を吸って
何回も吸われるうちに、死に至る。

ただーー
中には、屍鬼として甦る者もいる。

甦った者は、
他の人の血を吸わないと生きていけない。
昼間は出歩けず、
家人の了承を得なければ、自宅にも入れない。

だから、呼ぶのです。
まずは、自らの家族を。


屍鬼となり、誰かを襲わなければならない側の苦悩
屍鬼となった母を匿う娘
屍鬼となってからもつきまとう複雑な人間関係
何が善で、何が悪なのか


前半はホラー色濃厚なのですが、
後半は色々な人に感情移入しながら読み進んでしまいます。

漫画化されたものや、アニメは見ていませんが
映像が鮮明にイメージできてしまう。
ぐいぐい引き込まれます。

ラスト、すっきりはしないかもしれません。
私は好きですけど(笑)

お盆の頃から、
残暑厳しいこの季節になると
毎年読み返したくなります。

ドラマ化か映画化しないかなー
一部グロいのでR指定かなー


他にも、小野不由美さんなら「残穢」
(映画化されてます。
こちらはドキュメンタリーのような、
霊的な意味でのホラー)


貴志祐介さんの「黒い家」
(生きている人が怖いホラー。
障子にぶらんこ、つなぎと手袋の洗濯物の影がうつる
映画のポスターは秀逸だと思います)


映画としては「喰女」
(原作のタイトルが「誰にもあげない」なのですが、
そっちのほうがぴったりかもです。
四谷怪談の舞台の世界と現実が入り交じり
映像として楽しめるのと
豪華な役者陣の怪演が本当に感動的!
久しぶりに見たらYahoo!映画の評価低めでしたが
私はホラー映画ではリングを抜いて一番だと思ってます)


あたりが特にオススメ!

こんな時間にすみません(笑)
ホラー大丈夫な方、ぜひ!