大分、空きました..続きです。↓


今から10年以上前、その当時は留学ブームでまだ多分円高だったからか、留学する人が沢山居たと思う。
東京で、アート留学専門の学校があり、そこの夜コースに通い、デッサンが思ったよりも描けていたこと、アート作品作りが楽しくていい評価を受けたこと、いいクラスメイトや先生にも恵まれ、やはり留学したい。と決めた。

昼のアート留学準備コースに通ってイギリスの大学2年(こちらの1年次)に直接入学。もしくはアート留学で有名なロンドン芸術大学の準備コース(1年の)に通う、という手があったけど、天邪鬼な私は、とあるイギリスの大学の準備コースプラス英語コースという、留学生に優しいwコースになぜか入った。何故そこに決めたかさっぱりわからないが、とにかく早く行きたかった。

で、夜遅くにその大学がある都市について、私が思ったことがタイトルの通り。
「ここは来たのは間違ってる!なんで私ここ来たの?!」と。
まあ〜ここの1年は本当にいい経験になったから、間違ってはない。

クラスは留学生クラス、つまり日本人と韓国人と中国人のみ。うわぁそうかと。寮はオールブリティッシュの18歳だらけ。ノリが違いすぎて。
寮は早速めげて、あるフラットシェアハウスを紹介してもらった。ただ、ここもルームメイトに約1名不思議な人が居たから、最終的には学校側の新しい寮に引っ越したけど。

クラスの子たちは、最初合わないかなぁと思ったけど、色々助けてもらったりで、仲良くやれたしアートに関しては先輩な子も多くて、今まで年上ばっかと仲良くしてた壁が大分取れたかなあと。

体調崩したりもあったけど、アートの課題は楽しくて、自分の発想力に少し自信が持てた。専門はデコラティブアートという陶芸などの3Dデザインとシアターデザイン(衣装デザイン)を受けた。大分夜遅くまで学校にこもってた。

大学はノッティンガムってところで。あるイギリス人には、「え、あそこ治安悪くて怖いよね!」って言われた場所。今はどうなのかしら、、子供に石投げられたり、変な若いお兄ちゃんにクラスメイトと軽く水掛けられたりとか色々あったな。(周りで聞くともっと酷いのも色々あったらしい。。流石に学校は平気だけど)

何というか、何があっても這い上がるタフさなのかなぁ。必要だったのは。みんなタフだなぁと感心したわ。生活でも何でも。孤独感は当たり前だったし。
今でもあそこの自然や雨の冷たさや霧、匂いを思いだす。

気晴らしに旅行した、イギリス最南西のセントマイケルズマウントやセントアイヴズでは、やっぱり私は「色」なんだなと再認識したし。写真の課題で色を扱ってわかったことは、今でも大切だ。

実はその時クラスメイトだった韓国の子がファッションデザイナーとして有名になったのを最近知ってビックリした。ちなみに彼は、私が次に行くロンドン芸術大学のセントラルセントマーティンカレッジを卒業した。

アートデザインをもっと勉強したくなった私は、セントマの卒業展が良かったこともあり、やはりノッティンガムではなく、一回日本に戻り、一度やめたセントマの準備コースに入ろうかと考えていた。



プロジェクトの作品。照明デザインに。
タイトルは「reverberation」残響音
「Serendipity!」って褒められたのが嬉しかった。




セントマイケルズマウントの風景。初めての暗室での白黒写真作成はひたすら楽しかった。