いつも沢山のご相談をありがとうございます。
電話占いWILL、占いの館ウィル東京池袋店の天河りんごです。
さて、先日1泊弾丸旅行で恐山に行って来ました。
実は20年ぶり。
恐山の宿坊で、早寝早起きと修行の旅です。
ネットも繋がらず電波も無い。温泉だけ。
(硫黄が強すぎてシルバーやゴールドのアクセサリーは着いた途端に真っ黒に)
まあたまには早寝早起きも良かろうと修行をしてきました。
私にとっては青森県は地元ですから、イタコも身近なのです。
イタコは私の出身の津軽にも 南部にもいて、恐山の大祭で場所を借りて口寄せをする…なぜなら恐山はあの世とこの世の架け橋で、そして極楽と地獄を現世で体験できる唯一の場所だからです。
実は20年前に恐山に行った時は色々私が連れて帰ってしまったため(当時は青森のテレビ局から札幌のテレビ局に移った時期でしたが、同僚たちからなんか憑いてきてるとさんざん騒がれたのを覚えています、いやテレビ局もたいがいいろいろいますけどね。)
恐山の宿坊で修行・・・とはいえ、観光客も多いため一般向けで、お坊さんの話を聞いて早朝から朝のお勤めです。
地蔵堂と本堂でお勤めが行われます。
地蔵堂でも名前を呼んでいただき、きちんと厄払いから願望成就の祈願、本堂でもまた名前を呼んでいただき、先祖供養をしていただけます。
夜と朝は精進料理を頂きます。精進料理は質素過ぎず、夜は天ぷらなんかも出るため、美味しかったです。
電波もテレビも無い・・・とはいえ湧き出る温泉に入ることもでき、非常にあたたまりました。
恐山は怖い怖いといわれていますがある意味不気味といわれてしまうのも分からなくも無い。
なにがというと、本堂もそうですが、 花嫁人形がずらーっと遺影と共に並びます。
遺族が死者の遺物を運び供養し、花嫁人形は、冥婚といって、若くして死んだ息子にお嫁さんを…と、人形を供えるのです。
風車がずらーっと並ぶのは花束代わりと、魂をあやしているため。
20年前は、戦争で亡くなった人の戦争の服がずらり祀ってありましたが、今は逆に花嫁人形が並んでいましたね。
この場所に、皆、遺族がやってきてイタコに死者の声を呼び戻してもらう。 。。
そんな魂を癒す旅なのです。
ところで恐山は2度行け、という言い伝えがあります。
一度目で取り憑かれた霊を、二度目に落としに行くのだそう。
私は今回は友人から聞いて、清め包みの塩を持って行きましたが、一つはどこかで無くなり、
もう一つはなんとか無事に最後まで持てたため捨てて来ました。
体質的に弱い人はこういう対策は必要かもしれません。
そして前回20年前に怖いと思った場所、遺品がずらり並ぶ場所の前で、今回はお線香できちんとお祈りが出来ました、
今回はきれいな風景を楽しむ余裕もありました。
恐山は本当は素晴らしい絶景スポットなのです。
あの世とこの世を繋ぎ、そして地獄と極楽が体験できる本州最北端の場所であるのは間違いは無いのです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
イタコ編はいつかまた書きますね。
天河りんごでした。
毎週月曜日13時~20時出演
YouTube占いチャンネル「りんごの館」
チャンネル登録よろしくお願いします