当事者として生きる
■サハラでは毎晩寝袋の中で、
見たこと、感じたことをノートにメモしていました。
新聞も携帯もツイッターもフェイスブックもない、
世界の情報が一切入ってこない中での1週間、
メモを取ることで、自分と向き合い、
頭の中の棚卸しと整理ができた気がします。
■帰国して、サハラと比べて改めて実感したことは、
日本の豊かさ。
ないものがないですよね。
■とは言え、モノが豊かで恵まれた国もさまざまな問題を抱えています。
ビジネスにおいては、グローバル競争で、
どの企業も生き残りをかけて必死。
そんな中、 “みんながこうやっているから、
ウチも同じようなやり方でいいんじゃないか?”
という考えもまだかなり残っているように感じます。
私たちは、いろいろな場面で人任せにしてしまう
という一面があるかもしれません。
そうやって自分が問題の「当事者」になることを避けがちです。
責任を取りたくない、責任を押しつけられたくない、
リスクを負いたくないと、
二の足を踏む気持ちもわかるのですが。
けれど、問題を先送りしたところで何も始まらないんですよね。
■そんなときに読んだ本が、
『“当事者”の時代』 佐々木 俊尚 著(光文社新書)
“マイノリティ憑依”などとても興味深い内容で、
特に終盤の“他者に当事者を求めても仕方がない”
といった言葉にも腹落ちしました。
■「当事者」として行動することができれば、
ビジネスの「大変革時代」の現状を
ほんの少しでも前進させる一歩になるかもしれません。
まずは自分が行動すること。みずから動くこと。
自分ごととして捉えること。
「当事者」として生きる――これからの私の人生、ビジネスに
おけるキーワードです。