みなさんこんにちは。WillowZenオーストラリアファームステイのくみです。
前回の更新からずいぶん間が開いてしまいました。やっといつもの毎日が回り始まった気がしてきたので、ブログを再開することにしました。
復帰最初の記事として、いつものファームの生活を書こうかと思ったのですが、まずは甥のお葬式について書かなければ、私の気持ちの整理がつかない気がしたので甥について書きたいと思います。
甥のお葬式は葬儀場ではなく、スポーツが好きだった甥の為にバスケットコートを借りて行われました。バスケットコートに椅子がたくさん並べられ、その先には甥の入った棺が置いてあり、乗馬の大会で勝ったリボンがたくさん棺にかけてありました。
お葬式のお知らせには、「息子の好きだったスポーツの服を着てきてください。乗馬クラブの服、オーストラリアンフットボールの服、たくさんの色の海で息子を送ってあげたい。黒い服はご遠慮ください」とありました。
当日会場のバスケットコートは参列の方でいっぱいになり、並べられた椅子の後ろにもたくさんの方が立って参列されていました。会場は色で埋め尽くされていました。
無宗教のおうちなので、読経やお祈りがない代わりに、甥にかかわりのあった学校の友達、乗馬クラブの仲間、叔父やいとこなどの親戚、そして甥の両親と兄がそれぞれ甥との思い出のスピーチをしてくれました。
そして、兄夫婦たちが選んだ甥が好きだった曲がスピーチとスピーチの間に流されました。
棺は友人たちによって出棺され、馬車に乗せられました。この馬車は、甥が知人のお葬式に参列した時に「お、これ俺もやりたい!」と言っていたものだそうです。
そしてバスケットコートから程近い乗馬クラブまで100頭以上の馬とその騎手に守られて馬車が出発しました。乗馬クラブにて軽食が用意され、甥のお葬式は終了しました。
そこから先、火葬にするのか土葬にするのか、またどこに埋めるのかなどは後日家族のみで決めていくそうです。
日本のように亡くなった後すぐお通夜があり、翌日お葬式で火葬。45日で納骨と決まった流れではなく、オーストラリアでは自分たちのタイミングでお葬式をあげることもでき、埋葬の方法もいろいろ違うようです。
また、オーストラリアでは通常は遺体に対面することはできません。お葬式でも棺の蓋は閉まっています。今までオーストラリアで3回お葬式に参列しましたが、どのお葬式でも棺の蓋は閉まっていました。
お通夜に家に連れて帰り、出棺までは顔が見えるのが普通の日本の習慣に慣れているので、私にはオーストラリアのお葬式の出し方では、なかなか自分の中でその方の死を納得できない部分があり苦しみました。
主人にもそのことを何度も話したことがあり、私の考えに賛成してくれていました。
ただ今回は兄夫婦の特別の計らいによりお葬式の数日前に遺体に対面する機会があり、甥に会うことができました。顔を見て、「ああ、本当に死んでしまったんだな。」と悲しくも納得することができました。
今でも甥のことを考えると、ふとどこかで馬に乗っているのではないかと思います。クリスマスに、プレゼントを抱えてやってくるのではないかと思います。
甥の乗馬クラブの仲間の言葉にこんなものがありました。
「彼はいつでも仲間のことを思い、努力を怠らない人でした。チーム競技だったので、いつも彼は一番扱いにくい馬に乗り、一番難しいポジションを進んで引き受ける人でした。
練習にもいくらでも付き合ってくれ、いつも場を盛り上げるムードメーカーでした。
彼は馬に飛び乗れない人を見下しはしませんでした。でも飛び乗ろうとする努力をしない人を軽蔑しました。」
私は、この言葉が一番心に残っています。甥はものすごい努力家でした。比べて私は努力が続かないタイプです。甥に軽蔑されないように、日々の生活を頑張ろうと思います。
しんみりした話にお付き合いくださってありがとうございました。
また明日から元気なWillowZenファームの様子をお伝えしたいと思います。
また今日からランキングも頑張りたいと思います。
是非皆さんの応援をよろしくお願いします。


