最近、暑いですねぇ…。
夏が、来ますねぇ…(嬉しい)。

どうも、生粋の夏男であり、Willow's主宰の栁沼です。

5月とは思えない高気温の日々。
シェイクスピアの時代のイギリスでは、夏の暑さは人々を狂わせる、と考えられておりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
まだ、夏も序盤。気を狂わせるのは、まだもったいないかと思います。

さてさて、本日は先日行ったWSのお話。

私の所属しているサークルの「実験劇場」の、新人向けWSに講師として招かれ、力不足ながらWSを行ってきました。

内容としては、
・舞台上での情報処理
・日本語の特性と発声法
・想像力の楽しさ
の3本でした!
(シーン作りの動画があるので、Twitterに載せておきます。カクシンハンのWSルポを、自分なりにアレンジしたものです。)

僕が芝居をする時に大切にしてる事を中心に。
真っ白な1年生達が少しでも早く、「芝居をする事」の楽しさをわかって貰えるように。
少し初心者向けの内容ではなかったなぁ、なんて反省してるのですが、フレッシュな演劇人の熱意は凄まじく、講師陣も含め楽しい3時間でした笑

講師として劇団員の高橋(ロミオ役)と、最も信頼してるクリエイターの中條(ベンヴォーリオ役)の2人が来てくれました。ありがとう。


思えば昨年は舞台プランとして新人公演に携わっていたのですが
「俺のプランした舞台から、演劇の世界に巣立って行くのかぁ」
なんて使命を感じながらビスを打っていた事を思い出しました。

今、演出としてシェイクスピアを通じて、演劇で表現をしていますが、もう一度そんな気持ちを思い出させてくれた夜でした。
こちらこそ勉強になりました…。

この気持ち、大事だと思うんです。
おこがましいですが、関わってくれた全ての人が、何かしらの変化を持って劇場を出てくれるって素晴らしいと思うんです。
使命、と言ったらたいそうな物言いですが、劇場を出た帰り道、街を見る視点が少し変わる。新たな視点を得られる。
そんな芝居を作りたい。

「旅行」を「日々の生活の見直し」と捉える本を読んだことがありますが、僕にとって演劇という芸術はそうでありたい。

だから、僕にとって芝居は芸術であり、冒険なんです。

真っ白な彼らと小さな冒険をしながら、そんなことを思ったので書きました。

「実験劇場」の新人公演。
どんなものが出来上がるのか、全くもって分かりませんが、ぜひご贔屓にして頂けると幸いです。
フレッシュネスな彼らの、初めての冒険に、立ち会ってみてください笑
実験劇場Twitter:@jikken_gekijou

僕のお芝居もそうですが、他のあらゆる芸術も、皆さんと共有できる演劇界が出来たら幸せですね。

少し短いですが、今日はこの辺で。
また書きます…。