光の芸術 | nyaokのブログ

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 10月の連休は瀬戸内海の直島に行ってきました。
地元では有名な企業、進研ゼミのベネッセの手で、
島ごと美術館になったようなところです。


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宇野港

 群島の一つに渡航するのは
初めてだったので、新鮮な体験でした。
見渡すと、四国や本州や他の島々が見えて、
瀬戸内海のただ中にいるのが実感できる。


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あちこちに美しい砂浜

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敢えて磨いていない大理石を美術館の壁に使用


 直島には幾つか美術館があって
それぞれのアーティストが個性をいかんなく発揮しています。
絵や彫刻など一点一点が単体で展示してあるのではなくて
島の自然や、高名な安藤忠雄氏の建築に対して
馴染んだり、逆に互いの個性をぶつけ合ったりしている。
場としての芸術、という印象が強烈でした。

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美術館の中は撮影禁止なので外か、
中庭の風景くらいしか撮れませんでした(TwT。)

 作品にはだだっぴろい階段の踊り場に
巨大な球体が鎮座する
圧倒的無機存在の『ウォルター・デ・マリア』や
モネが白内障になってから描いた『睡蓮』の数々を
並べた部屋など、様々なものがありますが、
中でも一番ブログで紹介したいなと思わされたのが
光の芸術家ジェームズ・タレル
の作品『オープン・フィールド』。

 直島の美術館の一つ『地中美術館』の中にあり、
数段の黒い階段の上にただ青いスクリーンが一つあるだけ。
しかし係員が言うには「階段を一歩ずつお進みください」
そして「お上がりください」。スクリーンの中に入っていける!
実は青い光の部屋になっているのです。
中に入ると、まるで滝を見上げているような、
氷床に閉じ込められたような不思議な居心地。

 そのまま進んでいくと、
ブザーが鳴って係員に呼び止められる。
「そこから先には進めません」
「この奥はどうなっているんですか?」
「私も行ったことがありません…」

 人は色々な光に包まれて生きています。
学校やオフィスでは真っ白な光、
カフェやホテルでは穏やかなオレンジの光、
林の中に入れば緑の光、
夕暮れには赤い光。
 青い光に包まれることはなかなかありません。
海に潜ったときくらいでしょうか。
それでもこのオープンフィールドは、
完全に均一で無機的な青一色。
冷たさを連想するけれど、
決して暑くも寒くもない違和感と
その違和感が霧散する不思議な穏やかさ。
何処までも透き通っていく0で無限の距離感。

 面白い体験でした。
芸術鑑賞というより、それは芸術体験。


おまけ

 直島のお土産。


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花嫁さんが結婚式で子供に配る伝統があるそうです。かわいい(*^-^)