股関節の痛みと肩甲骨について | WillLaboのブログ

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WillLaboは、東京の両国にある、リハビリスタジオです。
運営しているのは、作業療法士の山田 稔です。
気軽に、ヒゲ先生とお呼び下さい。
靴専門の理学療法士中田 翔が「既成靴の調整」によって、戻りづらい身体を保つお手伝いも始めました。

ここのところ、ブログからご無沙汰が続いています。

日常施術に120%の力を注いでいることに変わりはなく、新しい技術の開発や痛みについての見解を整理することは続けておりますが、加えて、毎月1回のセラピスト向け研修会の講義資料の作成、どう伝えたら皆さんのお役に立つ知識と技術が身に付くか、などを考え、手を動かす時間が圧倒的に増えてしまい、ブログまで手がまわらない始末です。(いいわけです (^_^;) )

研修会の様子をご覧いただき、嘘じゃないってことをご確認くださいませ (^_^;) 



実際に脳卒中後遺症の片麻痺患者さんと「うどん」を作ったりしています。
うどん作りの中で麻痺した手がの動きを取り戻してくる様子を参加した皆さんに確認してもらう、という内容の研修会。



さて、言い訳も終わりましたので、話を本筋に戻しましょう。
2回前の「困った~!」のj記事にコメントいただきました、“ふぁん”さんにもご返信もせず心苦しく思っておりましたので、今回は、「股関節の痛みと肩甲骨の関係」について、個人的な見解ではありますが、書かせていただきます。

これは、最近の自分の考察テーマでもあります。っていうのは、股関節の調整をしていると、肩や腕に痛みを訴える方が最近多くおいでになって、「はて、なんでだろう?」と頭をひねっているからでもあります。

結論から言いますと、「股関節症の方は、(多くの場合)下半身は右にねじれ、上半身は左にねじれていて猫背である」、ということです。

通常、体に何も問題がなれば、上半身(肋骨、肩甲骨、で構成される)と下半身(骨盤と股関節で構成される)は、背骨を中心とした背骨周りの筋肉と体の前側で肋骨と骨盤をつなぐ腹部筋群でつながっています。

プロメテウスから拝借

プロメテウスから拝借

筋骨格系のキネシオロジーから拝借


(上から、背中周りの筋肉、腹直筋、腹斜筋、腹横筋です。腹直筋の横にあって、背骨と大腿骨を骨盤を介してつないでいる、腸腰筋はイメージをもっておられるといいと思います。
ちなみに、セラピスト山田は、「股関節の痛みはこの腸腰筋が問題だ」、と考えております。)

股関節症の方は、みなさん、ご自分が反り返っている、とイメージされていて、猫背であることはあまりイメージされていません。もちろん、イメージされているとしたら、ご自分の身体については非常に気を使われて、綺麗にきちんと保ちたい、という意識の高い方が大勢おいでになりますので、猫背にならないように気をつけて背すじを伸ばしている方がほとんどと思います。

さて、この、「上半身は左にねじれて猫背、下半身は右にねじれている」、とどんな事が起こるのでしょうか?

筋肉は、ゴムのバンドと同じと考えて頂ければいいと思います。
ゴムバンドは、まっすぐにしか伸び縮みしませんよね?!
筋肉も同じです。起始、停止と呼ばれる骨や腱、靭帯の位置がまっすぐになっていないと、筋肉は働くことができません。しかも、背骨周りの筋肉やお腹周りの筋肉は、距離の長い箇所をつなぐ役割をしているため、なおさら、この、筋肉がついている箇所の位置が重要です。

身体がねじれているということは、この、「筋肉が付く場所」、の位置がずれている、ということ。つまり、正常には筋肉は働いていない、ということです。

それでは、筋肉が働かないのと、股関節の痛みと肩や肩甲骨の関係は??どうなっているのでしょう?

ヒトの身体は、地面に着いているところ以外は、全身の筋肉の働きでバランスを保っていますが、カラダがねじれていると、このバランスが崩れます。
バランスを崩しまままでは、たって歩けないので、ねじれたまま、なんとか体のあちらこちらを(特に、肩から手先まで、と股関節から足先まで)引き付けるような、短い距離のところについている筋肉が、「固定」作用に転じます。股関節では腸腰筋を、肩甲骨周りでは、小胸筋を強く利かせて、足や手が体から離れないように、固く止めようとしていると考えられます。

さらに、この状態を維持するために、一部分だけではなく全身的にもこの、「固く止めるために」いろいろなところが、仮のバランスを維持しようとしていると考えています。

例えば、施術で股関節の調整をします。すると股関節の状態は、仮のバランスを崩すことにつながります。仮のバランスを崩すような状態では、肩関節周囲や肩甲骨周りの筋肉がさらに強固に「固定」作用に走るのではないか?というのが仮説です。

“ふぁん”さんが、「肩甲骨とガッツリつながっている」、と実感されたのは、何らかの理由で、どこかの仮のバランスが崩れたために、股関節の状態と肩甲骨がガッツリつながって、いるように感じられたのではないか、と考える次第です。

股関節症の方の身体はねじれている、どんなに姿勢がいいように見えても実は猫背である。ということが、股関節症にの痛みを解決するためのキーワードのように思っているところです。

わかりづらい文章でごめんなさい。

股関節症を理解するのはとても難しいのです。

また、書き込みたいと思います。


WillLaboは、東京は墨田区両国にある、リハビリスタジオです。
変形性股関節症の痛み、動きづらさの改善に取り組んでいます。
脳卒中片麻痺の方の、、麻痺の改善、日常生活動作の改善、歩行能力や手の機能改善に取り組んでいます。
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