変形性股関節症シリーズも長いこと書き込んでいませんので、大分ノウハウが溜まってきています。
順次お届しますが、最近、大殿筋・中殿筋へのアプローチがだいぶ整理されてきましたので、これからご報告します。
変形性股関節症の方で、「歩けない」「足が前に出ない」「足が上がらない(から、階段が登れない)」etc…、などの訴えをよくお聴きします。
一応、駅から歩いてWilllaboの店舗までお出でになりますので、「歩けない」といわれても、釈然としない思いで、「具体的にどんな感じですか?」なんて聴きなおしてしまいます。
すると、上記のように「足が前にでない」「足が上がらない」、なんて答えが返ってきます。
う~ん、何なんでしょうねえ、この感覚って、とずっと悩んでおりましたが、ようやく合点がいくようになりました。
皆さん、歩けるには歩けるのです。しかし、『スムーズに』とか『軽く』とか『身体が揺れないで』とか、いわゆる普通に歩けているのか、というとさあに非ず。かなり必死で歩いてお出でになることに気づきました(「遅い」、って声が聞こえてきそうです(^_^;))。
足が前に出ないとは、例えば、重たいとか、自分の足のはずなのに思うように動かないとか、そんな意味なのですね。
では具体的にどのようなことが起こると、足が上手く前に出ないって感じになるのでしょうか?
歩く、という活動は単純に考えれば、左右交互に足が前に出て体重を受けてくれたらいいはずです。
この時に必要な身体反応は、骨盤が平行を保つこと。骨盤が平行を保つとは、例えば右足を前に振り出そうとしたとき、左足が支えになるわけですが、ここで、骨盤が平行を保てると右足が宙に浮いていても、身体は真直ぐに保っていられます。
右の写真が、骨盤の平行を保っていなくて、身体が左側に流れてしまっている状態です。 両足で立っている時にでさえ身体が傾いているので、このま足を上げたらえらいことになりそうです。
左の写真は、左の大殿筋・中殿筋を刺激して右側の大殿筋・中殿筋を働かせているところで
す。
左足を軽く上げていても、身体は真直ぐに保たれているので、片足が宙に浮いても大丈夫そうです。
変形性股関節症の方、結構この片足で立つことが難しいようです。しかも、かなり治療的に追い込んで行かないと、ご自分が片足で上手に立てないことさえご存じありません。
皆さん、股関節の軟骨がなくなって滑りが悪くなって、硬いから動かない、だから足が前に出ない、とお考えのようですが、実は、股関節が十分に動いても、筋肉がきちんと働いて、片足で立っていられて、骨盤の平行が保てるようになることで足が前に出せるということをご存じありません。
しかも、悪い側の股関節だけではなく、いい方の足の股関節も上手には使えていないことが多いです。
さて、筋肉はパターンで働きます。パターンとは筋肉同士の組み合わせです。
『大殿筋・中殿筋が上手く働かないから、筋トレしなくっちゃ。』というのが、普通行われていること。
筋トレを否定はしませんが、それだけでは足りません。
大殿筋・中殿筋がきちんと働ける条件(組み合わせ)というものが必要になります。
そこで、股関節の準備を行った後、きちんと立つ練習が必要になります。しかも、プロに手を借りて、『ああ、大殿筋・中殿筋が働くってこんな感じなんだね』ということがわかるまで、練習が必要です。
教えてあげられるのは、プロだけです。だって、もともと、どう立っていいか知らないのですから、知っている人に誘導してもらわなくっちゃ、ですよね。しかも、その知っている人が上手に誘導できるとか、他人の身体の筋肉の働きを感じ取れるとかの技術が必要なので、プロに頼む方が早いと思います。
皆さんの周りにはプロフェッショナルがいますか?
WillLaboは、東京の墨田区両国にあるリハビリスタジオです。
片麻痺の方や変形性股関節症の方、そのほか身体の障害がある方の自費診療を行っています。
お身体のことでお悩みのことがあればどうぞ一度ご相談ください。
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