一日遅れのコンサートルポです。
歌謡コンサートで通い慣れたNHKホールだが今回はちょっと様子が違う。開場の午後５時15分よりやや遅れてNHKホールに到着。
入場手続きを終えてロビーに入ると入口脇には多くの生花が並ぶ。今回出演される歌手の方々への花の数々。華やかさが増す。
さらに進むとワインやビールの販売コーナー。いつもならロビーや階段の床にお弁当を広げている光景が目に入るが今日はワインやビールを口にする人々が多い。いかにもパリ祭という雰囲気だ。
いつもならお弁当を広げる人たちで混雑するのだが今日は落ち着いた雰囲気。奥にはバーカウンター
コンサート会場の定番とも云えるCDの即売コーナーでは今では懐かしいシャンソン歌手の方々のCDも売られていた。懐かしい中原美紗緒さんのCD。本日ゲスト出演される秋元順子さんのアルバム『Live Best』『華浪漫～セレナーデ』そして新曲『２４時に孤独』も販売されていた。
たーぼーの席は前に歌謡コンサートできた時に確認済で１階席の10数列目、まあまあ見やすい席だった。
午後６時オープニング。石井好子さん、高英男さん、芦野宏さん、岸洋子さん、越路吹雪さん他日本のシャンソン界の先人たちの懐かしい歌声を映像とともに紹介の後、『思い出の夏』『ラ・マルセーズ』からスタートだ。客席は３階席までほぼ満席。
第一部「思い出の夏」、第二部「わたしのお祭り」の二部構成を遠藤泰子さんの司会で進行。「バラ色の人生」や「幸福を売る男」など中にはなじみ深い曲もあり十分楽しめた。
そして第２部の後半でいよいよ秋元順子（AJ)さんがゲストで登場だ。「愛のままで」を唄う。バックのバンドにはアコーデオンが加わっているのが心地よい。タンゴやシャンソンにはやはりアコーディオンやバンドネオンは欠かせない。観客もじっと聞き入っている感じだ。なんど聞いても心にしみる唄だ。歌い終えると観客のなかから「ブラボー！」の掛け声もかかった。続いて「枯葉」（フランス語原題 Les Feuilles mortes）歌いだしは日本語でシャンソン風に、途中から英語でjazz風に。アルバム「encore」を思い出す。
歌い終えると観客から大きな拍手が、たーぼーも大きな拍手を送った。・・・・と、お隣の席の方も特に拍手に力が入っている様子。終演後お顔を拝見するとなんといつもAJさんのコンサートにご夫婦でお見えになるSさんだった。今日は奥様は？と思っていると離れた席だったらしくいらっしゃった。ここでご挨拶すると驚かれていた。まあなんという偶然か。
という訳でシャンソンをこれほど集中的に聞いたのは初めてだったが結構楽しめました。でも時々まぶたが重たくなったことがありました(*^.^*)
今年のこのコンサート、７月２０日神戸、７月２１日岡山、７月２２日広島と続くそうだ。但しAJさんのゲスト出演はこの日だけだった。
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