備忘録(志) | 自力でしのぐ

ある弁護士の方と話す機会があった。

なぜ弁護士になろうと思ったのか尋ねると、その方は組織が嫌いで、自分の思想・信条のまま自由にできる仕事がしたかった事と、基本的人権の擁護と社会正義の実現に貢献できると思ったからだそうだ。

当時、周りの受験生や法律家は皆同一の志をもっており、それが当然だという雰囲気で、高い志をもって法律家になったという。

しかし、近頃は志を明確に意識せず、安易にロースクールに入学し、司法試験を受験している者が多くなったと感じるそうだ。

企業の就職試験でも受験テクニックばかり勉強して、入社してからどういう仕事をして企業の発展に貢献できるかを説明しない、志が低くなった若者が増えている。

人間は志をもって人生を生きるのは当然だと思うのは、古い人種や年をとった人の考えなのだろうか?

人は志をもって人生を生きていかなければならない。

種々のテクニックはあくまで技術論であり、技術論の上部概念である志や哲学をもたなければ、ぶれない人生を歩むことは出来ないはず。

要領の良い生き方は底が浅い人間にしか見えてこない。腰の据わった信念の下に仕事をしている人は、話をしていてもすぐわかるし、信頼に値するものだと教わった。