混沌とした気持ちの中、そっと開くページ。
たったひとつ、
自分の腹にある本当のことばを言うために、
いったい、いくつの、
不本意な言葉を、
言わなければならないのだろう。
自分の腹をぐるぐるしているもの、
それが何か、
まだ自分でもわからない。
わからないまま、
言ってみる。
言いたいことと、ちがうから、
誤解されて、
誤解されて、
必死で言い返して、
ますます、自分の想いと言葉が離れて、
相手との距離も遠くなっていく。
そのうち言葉を失って、
追いつめられて、
追いつめられて、
うんうんうなって、
やっと、ひと言、
本当のことばが出てくる。