▼そういう意味では、雑誌編集者の仕事も同じです。「音楽やファッションがとても好きだから、それらを絡ませた雑誌を手がけたいなぁ」と空想を膨らませていくことから創作活動は始まり、次に「おれ(あたし)だったら、読者の知りたい役立つ情報をこんな感じで伝えていくぞ」とオリジナリティを空想に組み込みます。ここで雑誌編集者としてのアイデンティティが生み出され、市場で利益をあげるための雑誌作りの数式がぴったり当てはまると新しい作品が創造されます。 ▼ このように、空想にオリジナリティを組み込んで生み出されてくる形のないものが「自分のアイデンティティ」というものです。それに市場で利益をあげるための数式を当てはめることにより、さらに磨かれて創造されてくる形のあるものが「ツキをつかむアイデンティティ」というものです。 ▼ しかし、仕事をするようになれば誰でも、この思考プロセスが自然に高まってくるわけではありません。▼個人や会社が新しく作品を形のあるものとして創造するにしても、個人や会社が新しく会社を形のあるものとして創造するにしても、白紙の状態から形のあるものを創造して市場で利益をあげていくことは、とても大変な集団作業になってくるからです。従って、創造を構成する3つの要素を自分のものにしていくには、持続的な努力というものが必要になってくるでしょう。▼コミュニケーション能力は単なるスタートラインの一つです。意思疎通の習得から「空想」を膨らませていくテクニックを身につけていく人もいます。オリジナル色を深めていく人もいれば、市場で利益をあげるための「数式」を収納する棚数を増やしている人もいます。 意思疎通⇒協調性⇒自己表現の習得終了とともに職業人意識も高め、 アマチュアレベルからプロフェッショナル・レベルに創造力を磨きあげている人もいるでしょう。▼人の感性は千差万別ですから、入口の良し悪しはありません。スポーツの世界では「一生懸命やっている過程が大切であって、結果はあとでついてくるもの」という言葉をよく耳にしますが、ビジネスの世界も同じです。一生懸命やっている過程で向上心を培っていくことが大切なのです。▼持続は才能の別名だ、ということわざがあります。このことわざを信じて、コミュニケーション能力の習得からはじめる人は「自分のアイデンティティ」を、すでに終了している人は「ツキをつかむアイデンティティ」を模索してみましょう。▼はじめて取り組む人でも、一を知るために十を聞くくらいの心構えをもって、あきらめないで地道に取り組んでいけば、一を聞いて十を知る 洞察力や応用力はついてきます。 一つの穴が深くなれば、おのずから間口は大きくなります。繰り返しになりますが、持続は才能の別名です 。