本文Ⅱ エンプロイアビリティを高めるためのIROHA-KARUTA


一を聞いて十を知る ♪空想+オリジナリティ+数式=創造♪



就職基礎能力(囲み①)が高まってくると、学習塾のFC展開や人材派遣会社がなぜ不況に強いのかなど、さまざまな分野でビジネスが成り立っている背景が見えるようになってきます。▼なぜかというと、プロフェッショナル・レベルの創造力が徐々に身についてくるからです。そして、それが仕事で発揮されるようになってくると個人の職業人意識もさらに高まってきます。▼一を聞いて十を知るは、わずかなことから全体の状況を理解できる人の洞察力や応用力の聡明さを賞賛するときに使われていますが、YES-プログラムのコミュニケーション能力と深い関わりがあります。こうした洞察力や応用力は、状況にあったプレゼンテーションを行うために必要不可欠なものだからです。▼しかし、ビジネスの世界は甘くありません。自己表現の習得中に、プレゼンテーションで洞察力や応用力を発揮していくことはきわめて困難です。▼どんなに熱弁をふるっても、どこかに無理が見え隠れしてくるからです。これは独創的、個性的であろうとしたとき、誰もがおちいるあやまりです。あたりまえのことですが、あやまりにおちいる前に、一を知るために十を聞くくらいの心構えをもって、 効果的に意思の疎通ができるテクニックを身につけておく必要があるでしょう。▼コミュニケーション能力の習得は、意思疎通⇒協調性⇒自己表現の流れが基本ではないかと考えられます。その流れの中で意思疎通の目安(概要)に目をむけてみると、アイデンティティというキーワードが浮かんできます。▼これは、効果的に意思の疎通ができている人たちが大切にしている武器の一つです。読者のみなさんは、アイデンティティというものをどのように捉えているのでしょうか。まずはその性格 について見てみましょう。▼偶然と必然の織りなすビジネスの世界では、だれにでも同じ分量の運やツキがあるといわれています。社会の各分野で活躍している人たちというのは、必ずまず自分のアイデンティティを確立していて、その上にバイタリティと気概を持ってツキをつかみ、そのツキでさらなる活躍をしています。▼これは、音楽家人生を楽しんでいる人、漫画家人生を楽しんでいる人、ゲーム作家人生を楽しんでいる人、編集者人生を楽しんでいる人、音楽ディレクター人生を楽しんでいる人、ゲームディレクター人生を楽しんでいる人…etc、プロフェッショナルとして活躍している人たちに共通していることです。▼サラリーマン人生を楽しんでいる人、公務員人生を楽しんでいる人、教育者人生を楽しんでいる人、起業家人生を楽しんでいる人、事業家人生を楽しんでいる人、企業家人生を楽しんでいる人…etc、あらゆる領域のプロフェッショナルたちにも同じことがいえます。▼では、「自分のアイデンティティ」や「ツキをつかむアイデンティティ」とはどのようなものなのでしょうか。それらをひも解いていく鍵は♪空想+オリジナリティ+数式=創造♪という思考プロセスです。▼たとえば、漫画家だったら、「あ、この題材はいいなぁ」と空想を膨らませていくことから創作活動は始まります。次に、「おれ(あたし)だったら、こんな感じにするぞ」とオリジナリティを空想に組み込みます。ここで漫画家としてのアイデンティティが生み出されるわけですが、これに数式がぴったり当てはまると新しい作品が創造されます。▼ここで示している数式という表現は、一般的な意味用法と異なります。一部のことを知って(空想の膨らませ方)、結果を出した後(オリジナリティの組み込み)、「女の子の絵がかわいいと売れる」とか、「ストーリーが面白くないと売れない」とか、個々の具体的な作業(絵・アドバルーン・ストーリー・あとの艶出し)から市場で利益をあげる法則を導き出していく数学的帰納法を意識して使用しています。