連載するコラムやエッセイのテーマを絞り込んでいく作業もけっこう楽しいもんだ。
たとえば「ジャーナリズムの魔術」とか「ジャーナリズムの醍醐味」というようなテーマでコラムの連載を企画すると、きっとIR広報部門とコンプライアンス部門のスタッフでは読む視点が違ってくるんだろうな。
雑誌でいえば、IRのスタッフは「宣伝会議」、コンプライアンス部門は「ジュリスト」ってノリか。感性で読むか、理性で読むか、そのくらいニュアンスが違ってくるかもしれない。
政治家はIR部門のスタッフと同じような視点か。
官僚はコンプライアンス部門のスタッフと同じような視点か。
大学や専門学校のキャリアセンターの課長はどんな感じなんだろうとか…、こんなことばっかり空想していたら、よけいにジャーナリズムの○○…なんてタイトル使いたくなるよな。
エッセイだったら、「好かれる上司のCLEAR BOOK」や「不易流行」というふうにアタリをつけてから、サジェスチョンに入る。
読者のリフレッシュにお薦めのミュージック・コラムだったら、激戦区池袋のレコード店にたとえると、山野楽器やHMVとかじゃなくて五番街かなぁ…、そんな雰囲気の人にレビューを執筆してほしいと考える。それからタイトルのアタリ付けに入る。
と、あーだーこーだ考えていると楽しくてしょうがないもんだ。
いずれ担当編集者に振ることを考えればいささか寂しい気もする。人の感性は千差万別だけど、そこから創造されてくる作品にかかわれるのは、ホント仕事冥利というか、心地いいもんだ。
オレって自分で執筆するよりも、他人様の感性をプロデュースするほうが好きなんだよな。