高市早苗新総裁誕生_20251004 | willfreemanのブログ

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no man is an island

自民党の総裁選挙が4日、投開票され、高市早苗前経済安全保障相(64)が選出された。石破茂首相から総裁の座を引き継ぎ、初の女性総裁に就任した。近く開かれる国会の首相指名選挙で、日本初の女性首相に選ばれる公算が大きい。

 

自分の母校の先輩が総理大臣に選ばれるかもしれない。このニュースを今日聞いたときにとても嬉しかった。人生を長くやっているとそれぞれのステージで様々な体験をしながら、価値観を得ていくわけだが、自分にとっては高校時代に経験した価値観はとても大切なもので、毎日が楽しくて活き活きしていた時代としてずっと記憶に残っている。そんな高校時代の先輩が首相になるかもしれないと思うとやっぱり嬉しい気分になるものだ。

 

高市氏は確か自分が高校1年生の時にOBとして講演会に来ていただいたのが最初の認識だったかと思う。その時は政治も経済も知らなかった無知な学生だったので、何となく偉いOBが来て講演してくれてるのかなくらいにしか思わなかったが、ただ、一番仲良かった友人と講演会後に高市さんの話はとても興味深かったね、と話したことを今でも覚えている。

ある意味そういう真面目な話を友人とやっとできるようになったのが、自分にとっては高校が初めてだった。将来のことや家族のことや、色々な自分たちを取り巻く環境について、お互いの考えをぶつけながら、何が真理なのかを突き詰めることに、新鮮さと楽しさを覚えた時期だった。

当時は、固定電話しかなかった時代だが、学校で友人と話すだけだと時間が足らず、家に帰ってからもよく長電話をして、親に怒られたものだった。

 

今、僕の子供は毎日一生懸命中学受験勉強をしている。受験勉強は弊害のように揶揄されることが多いが、僕は自分の経験を振り返ってそうは思っていない。実際、今の仕事において受験勉強で学んだことを使う場面はたくさんあるし、何よりも自分が合格して通いたいと思い続けながら勉強をした時間は「学び続ける」という姿勢において貴重な経験だと思っている。

 

「少にして学べば、即ち壮にして為すことあり。壮にして学べば、即ち老いて衰えず。老いて学べば、即ち死して朽ちず」

 

今回総裁選で落ちた小泉進次郎氏の父である小泉純一郎氏が引用した佐藤一斎先生の言葉である。小学生の子供にとって、勉強は全く面白くないことだは思う。けれど、学ぶ習慣を子供のころから続けることが重要であり、大人になっても、学んでいる時間がもっとも有意義な時間だと実感できるか否かは、子供の頃から学ぶ姿勢も経験しているかにかかっていると思う。

 

自分も今勉強を続けている。直接的に仕事や給料に影響するかというと、そうでもないことは解っている。それでも何故か学びたいと思ってしまう。もしこのまま毎日の忙しさに流されて、学ぶことを止めてしまったら、多分、高齢者になった時に後悔するだろうなと思ってしまう。

 

結局、人生を振り返るときに、何が良い時間だったかと思えるかというと、それは、学ぶ姿勢を持っていた時間があったかどうかだと思う。

 

明日は、子供と自転車で体力作りをした後は、また勉強をして次の試験に取り組んでいこうと思う。

 

高市先生、この度は本当におめでとうございます。今、日本は大変な状況にありますが、今後の高市先生の経済政策に期待をしております。私も、金融機関に働く端くれとして、日本経済に少しでもお役に立つような仕事を実践していこうと思う所存でございます。