夏休み_20240721 | willfreemanのブログ

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no man is an island


夏休みに入り、早速、子供と旅行に出掛けた。息子から夏休みは2回旅行行きたいと言われたので、前半は山系、後半は海・プール系に行こうかと思った。今回は山系として、八ヶ岳のコテージに泊りに行った。


土曜日に山梨の甲府で前泊して、翌日早朝に諏訪湖に行って、サイクリングをした。都内は猛暑でうだるような暑さが続いているが、さすがに標高759mの場所だと、朝夕は結構涼しく感じた。1周16kmの諏訪湖を息子は難無く走れたので、もう一人前にあちこちサイクリングできる実力を備えてきているようだった。


八ヶ岳のコテージでは夕食はBBQを食べ、その後、広場で花火をやった。夏休みらしい時間を過ごせたと思う。コテージで日が暮れる時間帯はヒグラシがあちこちで鳴いていて、久しぶりに森林の中の夏を満喫できた。
翌朝は、僕が社会人になったばかりの頃に放映されていた「青い鳥」の舞台になった信濃境駅に立ち寄った。豊川悦治と夏川結衣の哀しい逃避行のドラマだった。話の内容は以下の通り。

幸せを求めて不倫の末に逃避行し、愛した女性を亡くし、その罪を償い、それでもまた同じ過ちを起こし、10年も塀の中で過ごした男。
駅員として実直に勤務し、近くには自分のことを好きな優しい幼馴染がいて、そのまま過ごしていれば穏やかな幸せがあったはずなのに、彼女と彼女の娘を幸せにしたいと全てを捨てた男。
寡黙で、いつも静かに佇み、時々ふっと優しい笑顔を向ける男。
そんな男を愛し、全てを捨てて逃げ出し、最終的に男を助けるために自殺した女と、その娘。
3人の逃避行と、その先に待っていた暗い人生と、その先。
最近のドラマや映画にあるような薄っぺらいラブストーリーではなく、幸せとか罪とか憎しみとか運命とか、そういうものの全て、人の業みたいなものが描かれたドラマであり、しっかりと小説を読んでいるような気分にさせてくれる作品だった。


そして、夏の信州の美しさが見事に描かれていて、僕はいつも夏になると行ったことのない清澄駅を思い出すくらいだった。その清澄駅(信濃境駅)に息子と立った時には、ちょっと身震いがするくらい感動した。globeの主題歌が何回も頭の中を流れていた。

僕にとっての夏を感じる場所は故郷も含めていくつか記憶に存在しているが、今は近くの本門寺かもしれない。今日も息子と夕ご飯の後、自転車で散歩に行き、本門寺にお参りに行った。人も少なく、蝉の音だけが煩すぎるくらい鳴り響いていた。境内の中央には、夏のみたま祭りの盆踊りの舞台が作られていた。帰り道の本門寺の横の急な坂を自転車で駆け降りる時、いつもの街の景色が目の前に広がった。蝉の音が両耳に突き刺さるくらい大きな音で次から次に流れて去っていった。僕の後ろに座る息子は、そんな感傷的になる父親も全く気にせず、ポケモンをずっとやっていた。まあ、そのほうがシュールな感じで逆に良い。

毎日異常な暑さが続く夏だが、子供と一緒にいると、なぜか夏休みの記憶が蘇ってくる気がする。8月は祭りも行って、プールも行って、夜ライブも行って、夏休みをもっと満喫したいと思った。