
8/1に着任してから約3週間が過ぎた。勝手の分かっている部署であり業務であるので、即日・即戦力で働いている。初めての管理職という部分は正直あまり実感が湧いてこないが、日々勤怠管理やメール監査もありつつ、承認業務をそれなりにこなしている。
今一番感じるのは、前任部署にいた時との「承認欲求」に関する大きな違いだ。正直、前任部署では承認欲求はほとんど満たされることがなかった。色んな働き方があるので、特に気にしない人もいるとは思うが、僕にとっては、それまでずっと高い人事評価を受けてきて、いきなりそれが並み評価になることは相当苦痛だった。配属された部署の性質上、高い評価を残すことは困難だと頭では解っていても、実際に並み評価を言い渡されるとやっぱり嫌な気分になる。一緒に働いていた先輩も支店長として高い評価を貰い続けてきた人であったが、僕と同じく成果を残せず埋もれていた。先輩には悪いが、その先輩が浮かばれないことが僕にとっての救いでもあった。この部署では誰がやっても高評価は望めないと言い訳が出来たからだ。
今の部署は全くの逆で、毎日様々な課題解決を求められる。ぐちゃぐちゃになっている課題を一つずつ解決していく作業は面倒ではあるが、僕の得意分野であり、プレゼンテーションで締めくくるスタイルは遣り甲斐も感じる。なので、毎日、仕事は充実してますか?と聞かれれば、前部署と比較にならないくらい充実しています。と答えられるだろう。
ただ、今の年齢が40歳前後であれば、それで済んでたのかもしれないのだが、50歳近くなってくるとそれだけでは腹落ちしない部分も出てくる。このままこの業務を続けることが、短期的には満足できても中長期で考えた場合、果たして人生後半戦で役に立つキャリアになっているのかという不安が残る。
銀行を卒業した後の泳ぎ方を正直まだ見つけられていない。今の仕事を与えてもらっていることに感謝しながらも、後半戦の生き方を模索していく必要があると思っている。