
今日、出向先企業の最終日だった。勤怠管理やPC関連の後始末をして、15時過ぎにオフィスを出て、いつも帰宅に使っていた戸越銀座商店街を徒歩で帰った。
ちょうどまる3年間在籍したことになる。異動希望が叶っての出向先ではあったが、正直、結果は成果を残せずに去っていくという感じだ。ただ、この3年間を後ろ向きに考えるのも前向きに考えるのも自分次第だと思っている。
・成果は残すことができなかったが、逆に、成果を出すために色々と勉強をして、自分自身への新たなINPUTをかなり実行した。INPUTはOUTPUTされないと意味はないが、少なくともINPUTが蓄積されているので、次部署でOUTPUTすれば良いと考えている。
・3年間のリモートワークは疎外感や孤立感を感じるものだったが、逆に、子供との時間を最大限に持つことができた。特に3,4歳くらいからの親とのコミュニケーションがほとんどの時期に一日中ずっと側に居ることができたことは、自分自身が本当の意味で親になる時間を持つことができたと考えている。
・具体的な成果を出せず、組織の中で発言力の弱い立場にあったが、逆に、その立場になってみて初めて組織の中での弱者の気持ちが理解できたような気がしている。これまで、弱者のメンバーに対して、本人の自己責任であるという考えしか持つことができなかったが、場合によっては、タイミングや運によって実力を発揮できないでいるということも考えられる。各メンバーの力を最大限に発揮させるのが上司の役割であるが、多くの組織において、その役割を果たせる上司は多くない。特に、今回のような新興企業においては人事制度が成熟していないため、上司の良し悪しがまともに部下に影響するケースもあると考えられる。
以上、色々と後悔を書いてみたが、それらを生かすも殺すも、この後の仕事にかかっている。
「明日伸びんがために、今日は縮む」
この言葉を信じて3年間やってきた。息子もずっと努力してきた成果が最近花開き始めている。引き続き坂の上の雲を目指して歩き続けないといけない。