京都旅行_20230502-04 | willfreemanのブログ

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no man is an island


今年のGWも昨年と同様に京都へ旅行に行った。今回の旅程は2泊3日で、金閣寺、銀閣寺、御所あたりを軸に散策をした。初日は金閣寺〜龍安寺〜嵐山・渡月橋の約8kmコースだった。


金閣寺は想定通りの美しさだったが、驚いたのは龍安寺のほうだった。石庭はとても有名だが、寺全体としてとても美しく、緑が強過ぎて眩しいと思うくらい「新緑」に満ち溢れているお寺だった。ここに紅葉の季節に来たら一体どれくらいの「赤」が観れるのだろうと、期待せずにはいられなくなった。


嵐電に乗って嵐山に移動した。渡月橋あたりは人混みで凄いことになっていたが、嵐山特有の穏やかでのんびりとした雰囲気が、全てを包み込んでしまっていた。息子のスタミナは順調で、どんどん先に歩いて行った。


嵐山駅構内に京都の地酒のみくらべを提供している店があったので入ってみた。正直な感想として、京都の地酒は全て普通くらいのレベルだと思った。もっとうまいお酒が日本にはたくさんあるよなーって思ってしまうくらい、これといった銘柄が12銘柄も飲んだ割には見つからなかった。まあ、得意不得意は何にでもあるので、世界の京都と言えども、酒については1番にはなれないようだ。


2日目は蹴上インクラインからスタートした。この辺りも新緑が溢れていて、朝からテンションが上がってくる美しい景色が広がっていった。


南禅寺。スケールが大きいのは当然なのだが、そういう物理的な大きさだけではなくて、もっと、訪れる人を圧倒させてしまう何かが京都の寺々にはいつもあるような気がしてきた。この門も、既にただの大きい門ではなくて、巨大な絵画になっているように思えてくるくらい、美しいカラーが広がっていた。


自分自身が歳をとったからなのか、単に些細なことでも感動するようになっただけなのか分からないが、この写真を撮っている時もなんでこんなに美しいんだ!っと叫びたくなるくらい最高の画が撮れたと思う。ちなみに、今回からPanasonic Lumix GF10で撮影している。初めての一眼レフだが、簡単に綺麗な写真が撮れる。故障してしまったSonyのRX100もかなり綺麗な画が撮れたが、やっぱり一眼レフにはかなわないのだと思ってしまった。


哲学の道。両サイドには普通の民家が並んでいて生活している人がいるのだが、こんなところに住める人達が本当に羨ましい。まあでも生活すると、いつも観光客がウロウロしているのは落ち着かないのかもしれないが。


銀閣寺経由で、出町柳に到着。すでにこの時点で7kmくらい歩き続けている。息子はまだ歩き疲れていないようだ。この半年くらいでかなり足腰が強くなってきているのが分かった。


三条大橋近くにあるいつものパブで休憩。前回はギネスを飲んだが、今回はモヒートにしてみた。ビールのほうが良かったかもしれない。


夕食は東山三条にある和食のお店に入った。2日目はトータル10.5km歩いた。息子もだいぶ疲れたとは思うが、見た感じはとても元気な様子だった。


3日目はバスで烏丸今出川まで移動して、同志社大学からスタートした。休日で閉まっていたのだが、卒業生だと言って特別に入らせてもらった。久しぶりの校舎はやっぱり格好良いなと思った。学生時代にもっとここに来て勉強すれば良かったと、今頃後悔するのが人の常かもしれない。


京都御所。初めてゆっくりと歩きながら全部を歩いてみたが、とにかく広い。息子は紙飛行機をずっと飛ばしながら歩いていた。


御所南側から出て丸太町通りを東に進み、粟田口のパーキングからは車で将軍塚に移動した。今回の旅程の最終ポイント。高台から見下ろした京都の景色は想定通り綺麗だった。前回、京都タワーからの景色を観たが、この将軍塚から観る景色もまた良い。京都タワーの形が意外にシンボル的になっていて、街全体の大きさを分かりやすくしてくれる。

全行程が3日間で約24kmだった。流石に足腰を中心に疲労感が相当だったが、疲れを忘れるくらい、旅行中に目に入ってきた景色は美しく、京都はやはり世界に誇れる街だというこを再確認できた。それと、息子が相当な距離を歩けるようになったことも本当に嬉しく思えた。