小田原城こども遊園地_20211211 | willfreemanのブログ

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no man is an island


先週に続き、今週末もまた小田原に行った。特に熱烈な小田原ファンというわけではないが、息子が小田原城のこども遊園地のバッテリーカーに乗りたいと言うので2週連続で小田原方面に行くことにした。こども遊園地は今回で2度目の訪問だ。遊園地とは言っても、アトラクションは2つのみで、豆汽車とバッテリーカーのみというかなり割り切った戦略で運営している。
ただ、この2つのアトラクションと、遊園地自体のレトロ感と、それを運営する高齢のスタッフの方々に囲まれていると、僕的にはたまらなく居心地が良い気分になってくる。豆汽車に息子と乗ると、まるで高度経済成長の頃にデパートの屋上にある遊園地に親に連れて行ってもらったような記憶に戻れる気がしてくる。(実際、僕自身はあまりそういう体験はなかった気がするが)
豆汽車の車窓から見える手作り感満載の景色は、いくら時代が変化しても、親と子供の関係が普遍的なものであることを思わせてくれる。この古い汽車に親子が今も昔も乗り続けてきたのだと思う。願わくば、僕も子供の頃に親に連れられてこの豆汽車に乗った記憶があれば、もっと息子との豆汽車に乗る体験が嬉しくなったのだろうな思った。
豆汽車の後に、息子はバッテリーカーに乗りたくて走って乗り場に向かった。1回80円という料金で、この価格設定自体が、時間の流れがずっと止まっている気にさせてくれる。チケットを息子に持たせると、息子はすぐにスタッフの人にチケットを渡し、早速バッテリーカーに乗り込み発進した。大人がゆっくり歩くくらいの速度でしか進まないので、安心して見てられる。それでも一人で運転する楽しみがあるのか、息子はとても嬉しそうに運転をしていた。
息子が小学校に入ってどんどん大きくなっていくと、この遊園地の乗り物もすぐに興味がなくなるのかもしれない。けれど、そうやって順番に小さい子供が、この遊園地で親子の思い出を作っていくのだろうなと思うと、ずっと存続し続けて欲しいと心の底から思った。