
今週末の土日は帰省した。コロナ自粛もあり、数年振りの帰省だった。実家の近辺の街の様子は、随分変わったなと思う部分と、何十年も変わってないなと思う部分があったが、全体的にはあまり変化していないような気がした。
土曜日に用事を済ませ、日曜日の午前中はお墓参りへ行った。明け方から雨が降り始めて、出掛ける直前まで降っていたのだが、お墓に到着する頃には雨が止み、急に晴天に変わってきた。太陽の光が盆地を照らし始め、雨上がりの靄が消えそうになっている景色は綺麗だった。
何百年も前に作られた古墳と重ねながら見ていると、この空の景色もその頃からそんなに変わらないのだろうなと思った。その頃から1つ1つの集落に1つ1つの家族があって親と子と老人が居たのだろう。その繰り返しが続いて今日まできている。僕もそのうちのただの一人だ。ただそれだけのことなんだと思った。