
在宅勤務になって以来、地元の図書館によく行くようになった。いつものカウンターで本の貸出手続きをしてるときに、こども映画会のちらしが置いてあったので予約してみた。10名枠の抽選だったので、まあ当たればラッキーくらいにしか思ってなかったのだが、昨日図書館から電話があって、緊急事態宣言が発動されたのでイベント自体が中止との連絡がきた。それを聞いて仕方がないとは思ったが、一体このコロナ状況って何なのだろうと虚無感でいっぱいになった。図書館の映画会なんて本当にささやかなイベントだ。開催されようが中止になろうが、誰も気づかないようなことだ。けれどこどもにとっては初めての大きい画面で観る映画のきっかけになったかもしれない。そういうささやかだけど重要な体験をどんどん奪っていくこのご時世って本当に嫌になってくる。