
今年のお盆休みは、コロナの影響で世間的に帰省自粛モードになっていた。一応、メーカー等はこの時期に一斉休業をするのだが、今年もそれは実施されているようで、近場の公園やレストラン、スーパーは結構な混み状態だった。連日気温が40度近くまで上昇するため、僕らは朝早く起きて、午前中の時間帯に公園で遊ぶことにした。それでも、朝8時の時点で30度は軽く超えているので、全く涼しいというものではない。そんな猛暑の中でも、息子は得意の自転車で公園を快走していた。乗り始めて、まだ1年も経たないが、随分と上達したものだ。成長に伴って足の筋肉もついてきているのか、最近は坂道でも止まらずに走り続けられる。こんな猛暑の中で、大人だけだと出掛けたいなどと思わないのだが、息子の汗をかきながら楽しそうに自転車を乗る姿を見ていると、また連れて行ってあげたくなる。それにしても、疫病だの異常気象だの、何となく世の中に対して、言いようのない不安感と低迷感が漂っている。息子がこの先歩んでいく、この世界の環境は本当にどうなってしまうのだろうと思ってしまう。あんまり悲観的になっても仕方がないが、情報が溢れる社会基盤は本当に人にとって幸福なことなのかと思うこともある。