イスラム国」覆面男は英国人と特定、2012年ごろシリア渡航 | also171のブログ

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「イスラム国」覆面男は英国人と特定、2012年ごろシリア渡航

[ロンドン/ワシントン 26日 ロイター] - 日本人ジャーナリスト後藤健二さんらを殺害したとみられる過激派組織「イスラム国」の黒い覆面姿の男、通称「ジハーディ・ジョン」の身元が、クウェート出身の英国人モハメド・エンワジ容疑者であることが分かった。ロンドンの裕福な家庭で育ち、大学ではコンピュータープログラムを学んだという。年齢は26歳とされる。

黒覆面の「ジハーディ・ジョン」は昨年夏以降、イスラム国が人質を殺害したとする映像に何度も登場し、英国特有のアクセントで話していた。

エンワジ容疑者の名前を最初に報じたのは米ワシントン・ポスト紙。その後、米当局者2人が匿名を条件にロイターに対し、捜査当局は「ジハーディ・ジョン」をエンワジ容疑者だとみていることを確認した。

同容疑者はクウェート生まれで、6歳の時に英国に渡った。ロンドン市内のウェストミンスター大学でコンピュータープログラムの学位を取得し、シリアに渡ったのは2012年ごろだという。

同容疑者のかつての仲間によると、英情報局保安部(MI5)は当初、同容疑者を採用しようとしていた。その後、MI5から海外渡航が禁じられ、家族にも告げずに英国を離れたという。

MI5は、この件についてコメントしていない。また英政府と警察当局は、現在捜査中の事案であるとし、同容疑者の身元を認めることも否定することも差し控えている。