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「Nスペ『知られざる大量放出』に事実誤認」 原発関連団体がBPOに審理要請日本報道検証機構原子力業界の関係者やOBなどで構成される「日本原子力学会シニアネットワーク連絡会」(SNW)など関連3団体は2月4日、昨年12月21日に放送されたNHKスペシャル「メルトダウン File5 知られざる大量放出」に多数の事実誤認があるとして、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会に調査と審理を求める要請書を提出した。同日、SNWがホームページで発表した。3団体は番組について「余りにも多くの科学的、技術的な事実認識の誤りに基づいて構成されており、その誤りによって視聴者に原子力発電所への不安感を必要以上に抱かせる」と指摘。NHKにも抗議文も提出し、回答を求めている。番組は、これまで放射性物質の大半は3月15日までに放出されたと思われていたが、実際には全体の75%が3月16日以降に放出されたことが明らかになったと報道。そのうえで、3月15日午後4時に行われた福島第一原発3号機の5回目のベントが配管内に溜まっていた放射性物質を押し流し、全体の10%に相当する大量放出を引き起こしたなどと指摘した。これに対し、SNWなど3団体は、3月16日以降も大量に放出されていたことは既に公開されていたことや、3号機の5回目のベントの時間帯に目立った線量は計測されていないことなどを、資料に基づいて反証している。NHKへの抗議とBPOへの審理要請をしたのは、元東芝技監の小川博巳さんが代表を務めるSNWのほか、「エネルギー問題に発言する会」(代表幹事は元三菱重工常務の金氏顯さん)、「エネルギー戦略研究会(EEE会議)」(会長は元外交官の金子熊夫さん)。原子力業界OBや学者など139人が賛同人に名を連ねているという。SNWとエネルギー問題に発言する会は2012年にも、NHK番組「追跡!真相ファイル:低線量被ばく 揺れる国際基準」(2011年12月28日放送)についてBPOに審理を要請したことがあるが、その際は、審理入りとなっていなかった。BPOの放送倫理検証委員会は、虚偽の疑いがある番組が放送され、視聴者に著しい誤解を与えた疑いがあると判断した場合に、放送倫理上問題があったか否かの審理を行い、「勧告」や「見解」を出す機能がある。