◇沢田社長、ロボット事業にも参入 | also171のブログ

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◇沢田社長、ロボット事業にも参入

 長崎県佐世保市の大型リゾート施設、ハウステンボス(HTB)の沢田秀雄社長は2日、閉園中の旧長崎オランダ村(同県西海市)と大村湾の無人島で事業拡張する一方で、ロボット事業にも参入して多角化を進める構想を明らかにした。4、5年後にHTBや新事業、グループのラグーナテンボス(愛知県蒲郡市)を含めた事業で、入場者1000万人、売上高1000億円、経常利益300億~500億円を目指す。

 構想によると、旧長崎オランダ村跡地の一部を「世界の頭脳を集めた最新のテーマパーク」とし、2年半~3年後をめどに開業する。跡地を所有する西海市と契約後、来年中に具体的内容を発表する。無人島は複数の島をファミリー向けや、女性向けなどのコンセプトで5~10年かけて開発する。投資総額は数百億円規模になる見込み。

 またロボット事業は来年をめどにサービスロボットを大手メーカーと共同開発し、会社を設立して売り出す予定。既に発表している発電事業や、省エネ型の「スマートホテル」と並ぶ事業に育てる。

 HTBで好評のイルミネーションなどのイベントは来年、東京で初めて実施するなど広域で事業を展開して、収益拡大を目指す。

 一方、ラグーナテンボスは今年8月に引き継いだ複合リゾート施設、ラグーナ蒲郡の隣接地を確保し、施設を当面1.3倍程度に拡大し、スマートホテルを設ける方針。

 沢田社長はHTBについて「観光ビジネス都市として第一歩を踏み出した。今後、2~3年で全容を示す。その後、世界展開など大規模投資が必要になる時期に上場したい」と話した。【中園敦二】