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表示左 卜全(ひだり ぼくぜん、本名:三ヶ島 一郎〈みかじま いちろう〉、1894年2月20日 - 1971年5月26日)は、日本の俳優、オペラ歌手。異母姉は女流歌人の三ヶ島葭子。映画では根っからの変人を思わせる自然体の演技で、良き脇役として活躍した。ただその芸は日々の勉強に裏打ちされたものであり、左卜全自身、「私の芸はぶっ倒れそうになりながら絞り出たものであり、自分自身、芸の世界に入ってからというもの毎日が死以上の苦しみであった」と後に回想している。芸能界でも一、二を争うほどの変人として知られ、様々なエピソードが残っている。薬草をつんでは楽屋で干していて[3]、「五種の野草を煎じた不老長寿の霊薬」の入っているという水筒を首から提げ、いつも撮影所に持ち込んで飲んでいた[4]。黒澤明監督もこの水筒に興味を抱き、中身が何なのか、俳優の土屋嘉男とよく話題にしていた。一度、土屋がこっそり飲んでみたところ、中身は単なるコーヒーだったという。また「脚が悪いから」と言って、撮影所では松葉杖をついて歩いていた。しかし土屋嘉男によると、バスに乗り遅れまいと二人で走ったとき、左は松葉杖を小脇に抱えるや、土屋を追い越してしまい、土屋は追いつけなかったという[5]。撮影所にはいつも夫人が同伴していた。この夫人は新興宗教の教祖で、信者は左ひとりだけだったといい、撮影の合間によく手を合わせてお祈りをしていた。ギャラはすべてこの教祖に捧げていたというが、土屋によるとよく手を合わせながら欠伸をしていたという。撮影所ではいつもよれよれのモンペ姿だった。

#撮影