スクールセクハラ | also171のブログ

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スクールセクハラ
本書は5章仕立て。「M教師(問題教師)」「特別権力関係」「部活動」「二次被害」「届かない悲鳴」と章題がつけられていて、実際に起こったスクールセクハラ事件を、被害者・加害者に取材する形で描いている。 たとえば1章は、スクール「セクハラ」というよりもスクール「レイプ」と呼んだ方がふさわしいような事件だ。横山智子さん(仮名)は高校2年の秋、進路指導の面談で担任教師から「カラオケに行こう」と誘われ、断り切れずにホテルに連れ込まれ、乱暴された。智子さんはその後摂食障害になった。自分に自信が持てず、「ごめんなさい」が口癖になったのだという。 〈嫌な目に遭ったら困る。推薦入試を受けるなら内申書を握られてる。カラオケならいいか……。担任が問題を起こすようなことはないだろう。悪い想像は考え過ぎだ〉 もともと「いい子」で、言われたことを断れなかった智子さんは、悩みながらも担任についていってしまう。 〈「まさか先生がそんなことをするなんて」(中略)「どうしてついていったのか。なぜ大人に相談できなかったのか、と自分を責めました」〉 担任教師の認識は、智子さんとは異なっていた。

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