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つれづれ

つれづれです。

ぎんがてつどうのよる



ちゅうもんのおおいりょうりてん


のこと。



停電になった街の空は満天の星がきれいでした。


烏瓜を流すシーンは、
夏の日暮れにあった灯篭流しの風景を想起させます。


『銀河鉄道の夜』には、
さそりの話が出てきます。


さそりはイタチに食べられそうになり逃げたところ、
井戸に落ちておぼれ死んでしまう


死ぬ直前に自分がこれまで様々な迷惑をかけて生きていたことを悔やみ、
どうせ死ぬならイタチに食われて、イタチの役に立てたほうがよかったと考えます


するといつの間にかさそりの体は真っ赤に燃え、夜の闇を照らし出しました

ジョバンニとカムパネルラはさそりのように、
皆の幸いのためになら自分を犠牲にしてもよいと願う

そしてラストでは、カムパネルラは他の子供を助けようとして、川に入ってしまったということが明らかになりました


ジョバンニは「本当のさいわい」とは何だろうと考えます。


宮沢賢治はこう言い残しています。


「世界全体が幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない」


世界全体というのは、地球全体という意味だけではありません

その人その人それぞれの「世界」があり

想像力の及ぶ範囲の自分が認識している世界で

その世界が幸福にならないうちは

個人の幸福はあり得ない、ということ


個人の幸福を満たすだけでは

人々はかえって罪悪感にさいなまれたりもします。


宮沢賢治は、岩手県生まれ。

その生涯で3度の大きい地震と、もちろん津波を経験したそうです。


今公演は、今年のはじめ、1月の時点では既に予定されていた公演ですが、

『注文の多い料理店』
『銀河鉄道の夜』

という2作品は、
金銭で動物の命の価値までもをはかるような紳士二人が猫に食われそうになる、
という皮肉的な話と、

友を助け見つからなくなったカンパネルラと、
銀河鉄道の旅をする話。

これらが3月以降、また別の意味を持ってくるものだとは思いませんでした。


ですから取り掛かるにもちょっぴり勇気がいることでしたし、

では、どうしよう、

やろうかやるまいか、

いや、やろう、

では、なにやろう



内容について二人で改めて考えたりもしました。



何をすればいいんだろう



でもそうしたら
シンプルに行き着いて
笑わせたいと思いました。


その日その時にその空間にいる目の前の人たちとは、

必ず感動を共感することができるように
人間はできていると確信の思いがあったから、


それじゃあ、一緒に笑って、
一緒に食べたり音楽を聴いたり、

その世界を幸福で満たしたいと思いました。



それで、この二作品で、コントを書こうと思ったわけです。


って

おおおおおおお、


長くなったので

またの機会に続きを書きますね。


12月10日の夜の満月は、皆既月食が起こります。



■ウィルチンソン第三回本公演■

『milk』
-注文の多い料理店、銀河鉄道の夜-


12月9日: 19時半~
12月10日:14時~/19時半~
12月11日:12時~/15時半~

※1)上演予定時間は75分を予定しています
※2)受付開始時間は開演の1時間前、開場時間は30分前となります。

・場所 渋谷ギャラリールデコ4F

・料金 一律2000円


◎オープニング/『無限の猿』
◎コント1/『パブロフの犬』
◎コント2/『シュレーディンガーの猫』
◎コント3/『さそり座の女』
◎コント4/『マクスウェルの悪魔』
◎コント5/『?????』
◎おわりのうた/BLASH

・キャスト

五ノ井 宇【劇団人体連盟】
小針まみ
田中瑛祐
小杉ゆう子【リマックス】
石丸香織
岩倉頌磨【活劇工房】