先日、ある日本の方と少しお話をする機会があった。
彼の祖父母がカナダにやってきたという日系3世の方である。

彼は、日本人両親の元、ここカナダで生まれ育った。
けれども、日本語が全く話せないと彼は話していた。そして、
「日本語を勉強しておけばよかった」
という彼の言葉が耳に残っている。


知り合いの中国人女性は、小学校低学年の息子が中国語を学ぶことを嫌っているという。
彼女は、息子に自分の母国語である中国語を学ばせようと、中国語のクラスを取らせていたところ、彼はそれが嫌いになり、今では英語でしか会話をしないという。


他では、親の話す母国語を理解しているが、その言葉で話すことを拒否し、親は子どもに母国語で話しかけ、子どもは英語で答えるなんて話もきいたことがある。


また、子どもと父親は英語を流暢に話すが、母親は英語を拒否していたため、カナダに十数年滞在しているが、英語がまったく分らないという。というのも、彼女は専業主婦なので、英語を話さなくても、生活に不自由はしなかったらしい。


英語圏に滞在しているからといって、それだけで英語が話せるようになるわけでもなく、
たとえ、英語環境の家庭であったとしても、やはり、それだけで英語が話せるようになるわけでもないらしい。


スターバックスで出会った、80歳くらいのおじいさんは、コミュニティセンターで一年間、日本語を学んでいると、流暢な日本語で私に話しかけてきた。
一つの言語を習得するには、やはり学ぶ姿勢が重要なんだと思った。