翌朝、昨日よりも、暖かい春のお日様のぬくもりの中で、
パパは目を覚ましました。
パパは昨日怪我をしたメープルの様子が気になりました。
ところが横に寝ていたはずのメープルの姿が見えません。
パパは慌てて、辺りを捜し回りました。
しばらく、辺りをぐるぐる探していると、
「お早うございます。
お目覚めになられたんですね。
今、沢に水を汲みに行ってきました。
冷たい雪解け水です。
これを飲むと頭が一発ですっきりしますよ。」
と、メープルの声がしました。
パパは後ろを振り返りました。
メープルは、大きな笹の葉っぱを丸めて水筒にして、
そこにいっぱい水を汲んで持って帰ってきたのです。
「おぉ!
メープルさん、すっかり元気になったんですね。
では、遠慮なくお水を頂きます。」
パパはそう言うと、メープルの手から、水筒を受け取って、
中の水を一気に飲み干しました。
「うまい!
この谷の水は格別ですね。
何か、元気がみなぎって来たみたいになりました。」
パパは喜びました。
「昨日はご心配をかけて、済みませんでした。
もう、すっかり元気になりました。
さぁ、早く、キャンディの元に急ぎましょう!」
メープルはそう言うと、森の方に向かって歩き始めました。
(つづく)