今回は、東野圭吾の小説の感想と言う事で。


「あの頃の誰か」
初めて東野圭吾の作品を読んだのがこの小説。
全8篇の短編小説なので、東野圭吾の小説が自分に合うかどうか
見極めるのにちょうどいいサイズ。

東野圭吾の作品って、めちゃくちゃ読み易いね!
難しい文章もないし、難しい漢字もないし。
人気のない本の悪い典型が、やたら難しい文章使いたがるし、普段
使わないような漢字をどうだ!とばかりに連発したがるから…

さて、この作品の中で一番面白かったのが、「さよならお父さん」
という話。また後で紹介する「秘密」の原型になったお話です。
この小説を読んで、いっぺんに東野圭吾のファンになりました。


「流星の絆」
個人的にかなりお勧め!
両親を殺された三兄妹が、「大人になったら、三人で、犯人を探して
復讐しような」と流れ星に誓う。14年後に偶然犯人を突き止めた三兄妹
が復讐計画を実行するのだが、あれれ?妹の静奈が仇の息子に惚れちゃ
ってないかい?と思わぬ展開になる、三兄妹の心温まる絆の話です。
たぶんこの小説を読んだら、無性にハヤシライスが食べたくなるはず!


「幻夜」
これも面白いんだけどちょっと長いんだよね^^;
「白夜行」という作品は読んだことないのだが、その続編になるみたい。
阪神大震災の混乱の中で、殺人を犯した男の話やで!って父から貰ったの
で、そーゆー話だと思って読んでみたら、ちょっ!思ってた話と全然ちゃ
うやん^^;
どちらかというと、それを目撃した女の話ですやん!
いや~この女が悪い悪い^^頭は物凄く切れるのだが悪女って奴ですな!
読んでる最中は、男側の立場で読む僕は「何て憎たらし~女なんだ~><」
って読んでたけど、これがなかなか面白いんだわ…
ぶっとい小説だけど結構一気に読み終えました^^


「秘密」
問題の人気作品と言わせてもらいます^^
妻と小学5年の娘がバス事故にあい、妻は死亡、娘は意識不明の重態。
妻の葬儀の夜に目覚めた娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった
という話。その日から父と小学5年生の娘の姿をした妻との生活が始まる。
名探偵コナンじゃないけど、見た目は子供、頭脳は大人ってわけ^^
大人の常識に話し方、家事全般も完璧にこなす娘との生活なので、それだけ
なら面白かったな~で終われるのだが、娘が成長して行くにつれてだんだん
状況がおかしくなっていくのだ。
どうおかしくなるかと言うと、若返った体を手に入れてしまった妻が、高校
生にもなると、それなりに友達もでき、それなりに言い寄ってくる男が現れ
てくるのだ。まあそれは至って健常な若者達の生き方なのだが、この父と
娘の姿をした夫婦の場合そうはいかないわけで…
どんどん老いて行く自分に対して、高校生活をエンジョイしていく妻に嫉妬
するわけね。
そして更に話は進んで物語は終わるわけだけど、このエンディングがまた
何とも言い難い終わり方なのだ…
もっと違った終わり方があったのではないか?って一週間くらい頭の中はこの
事で一杯でしたわ^^;
男の人と女の人で感じること思うことが変わるんじゃないかな?この小説は。
文句なしに面白い小説だと思うけど、しばらく引きずる覚悟で読もうね!


今回は、ここまで!