メニーウィンター


MANY WINTERS

もしもおまえが
枯れ葉はなんの訳に立つの?ときいたら
私は答えるだろう、
枯れ葉は病んだ土を肥やすんだと

おまえはきく、
冬はなぜ必要なの?
するとわたしは答えるだろう、
新しい葉を生み出すためさと

おまえはきく、
葉っぱはなんであんなに緑なの?と
そこでわたしは答える、
なぜって、やつらは命の力にあふれてるからだ。

おまえがまたきく、
夏が終わらなきゃならないわけは?と
わたしは答える、
葉っぱどもがみな死んでいけるようにさ



By Nancy Wood
[今日は死ぬのにもってこいの日]より




◆ナンシー・ウッド

この詩はアメリカの詩人ナンシー・ウッドによって書かれました。

彼女は
ニューメキシコ州のタオス・プエブロというネイティブ・アメリカンと30年以上の深い交流を持っています。

そこでは、多くの精神を学び取ってきました。

彼女は詩人以外にも
小説家や写真家など多岐にわたる能力を発揮しています。

1977年にはピューリッツァー賞も受賞されています。




◆ネイティブ・アメリカンによる知恵

ネイティブ・アメリカンの知恵とは大地に根ざしています。

かれらは揺るぎない広大な自然に生かされているのです。

母なる大地と、
父なる太陽

この両者よって命を授かり従うのです。



過酷とも言える環境で生き抜く知恵には「死生観」の意味が含まれています。


通常「冬」とは一年の終わりの季節

その終わりから「死」を暗示します。

しかし

「死」とは個人の終結ではあっても、魂の終結ではありません。

彼らの考え方には

冬の後に春が訪れるように、
「死」の後には「生」が生まれます。

魂は人から人へと受け継がれるのでしょう。

ですからネイティブ・アメリカンの魂は大地に根ざし、
永続的に引き継がれていくのではないでしょうか。




たとえこの身が朽ち果てようとも
↓↓
ハートウッド心理カウンセリング
永遠に不滅です!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
毎週金曜日にブログ更新しています。
是非またお立ち寄りください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~