神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと
変えることのできないものとを
識別する知恵を与えたまえ。
翻訳者:大木
~SERENITY PRAYER~
GOD, GIVE US
SERENITY TO ACCEPT WHAT CANNOT BE CHANGED,
COURAGE TO CHANGE WHAT SHOULD BE CHANGED,
AND WISDOM TO DISTINGUISH THE ONE FROM
THE OTHER
(By Reinhold Niebuhr)
◆ニーバーの祈りとは
これは神学者であるラインホルド・ニーバーによる祈りです。
‘セレニティー’の訳から
「平静の祈り」もしくは
「静隠の祈り」とも言われてはいますが
日本語訳としての祈りのタイトルは
『ニーバーの祈り』と親しまれています。
◆悩みの対応方法
私達が何か困難に直面したとき、
どの様に対処すればよいのでしょうか。
悩みの解決に至っては
■努力すれば乗り越えられる悩み
■時間が起てば解決できる悩み
■受け入れるしかない悩み
と三種類に分類できます。
【努力】
何かの試験をパスするためには努力が必要ですよね。
努力を怠れば時間だけが過ぎ試験日が訪れます。
試験に対しては能動的な努力が必要になりますね。
【時間】
恋人との別れは時間が淡い思い出と変化してくれるかもしれません。
(記憶の有り方については元サヤ注意信号を参照して下さい。)
また、骨折や大きな怪我をした場合は焦っても仕方が有りません。
治癒のための時間が何よりも必要です。
【受け入れ】
一生を煩う重い病気に関しては受け入れる必要があります。
その場合には努力や時間が無力にも成り得ます。
(また、恋人との別れにで時間以外にも受け入れる必要のある場合もあります)
*こちらの解決方法の詳しい内容に関しては次回以降お楽しみに♪
◆ニーバーの祈りを振り返ってみて
自分の力で現状を酷使するには困難に立ち向かう勇気が必要です。
時間や受け入れるによる解決には客観的な冷静さが必要です。
そして変える為の努力なのか、
時間や受け入れの為の冷静さなのか、
今現在抱えている悩みがあるとしたらどちらが必要なのでしょう。
ニーバーの祈りと悩みの対応方法とを比べると、
困難に立ち向かう為の勇気が必要であれば待っていてもしかたない
困難を受容する為の冷静さが必要であれば挑んだとしてもしかたない。
立ち向かうのであれば立ち向かう勇気
受け入れるのであれば受け入れる冷静さ
そして勇気か冷静さか
判断をする為の知恵を何よりも必要とした祈りです。
因みに
私が実施しているカウンセリングでは、
そこから一緒に介入していくことも多く有ります。
悩みが生じた時、
その悩みが
■大きく膨れ上がること
■小さくしぼんでいくこと
■いつまでも変わらずにいること
それぞれの 場合があります。
一度どんな悩みかじっくり付き合ってみるのも良いかもしれませんよね
今回は真面目な内容
ハートウッド心理カウンセリング
片野哲司でした。
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毎週金曜日にブロクを更新しています
是非またお立ち寄りくださいね♪
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