春の天気は変わりやすくって、今みたいにしっかり晴れ間が見えると、航空公園のケヤキ並木も非常に緑が美しいです。
逆に曇りが増えると気圧の変化も大きくなって、身体が重く感じられるようになってしまいますね。
それに連動してか、学校の授業も始まり少しお疲れモードの中2・3生。
それに対して意気揚々と授業を受ける中1生。
初々しさがキラキラはじけています。
お疲れモードの中2・3生を見ていて、疲れていて「しんどそう」というのではなく、「この授業の受け方まずい」って生徒がチラホラ見受けられたので、それについて記事を書こうと思います。
これから本格的に始まる学校の授業を、お子様がどんな風に受けているのか想像しながら、読んでいただければと思います。
目が合わない時点でアウト
僕たちが授業をしているときに、基準にしている事はまず『目が合うかどうか』。
生徒によって板書を写したり、メモを取ったりするタイミングはバラバラなので一斉に講師側を見るシーンて言うのは授業の途中は実はそうありません。
でも、不自然なタイミングで話を止めたり、「あっ」っと声を出したりして唐突に違和感を感じるであろうアクションをこちらがとれば、それに対して普通に授業を聞いていれば「どうしたんだ?」と顔は上がってきます。
先生は授業の中で生徒との『会話』や『対話』を期待していますから、そこですら顔の上がってこない子は、まあ学校でも評価されないですよね。
「会話」「対話」といってもお喋りをするってことではなくって、先生の問いかけに対し頷いたり、首を傾げたり、笑ったりというリアクションが取れる事を欲しているんです。
そういうやり取りがなければ、それこそ授業なんて動画で賄えてしまいますよね。
学校は俗に言う勉強をするだけの場所ではありません。将来、役に立つであろう社会性を身に付けるために学校生活を送るのです。
仕事の場とはもちろん違いますが、上司や仲間の話に集中できない、聞いていない状態であれば、信用も信頼も得られないばかりか、その組織において所属価値がなくなることになります。「給料もらえていればいい」っていう発想になるのはそういうところから生まれるのかもしれませんね。
かく言う僕も、講師陣に軽い話をしたいときにはあえてパソコンを見ながら、作業をしながら会話しますし(もちろん作業には集中できないので何も進められない事を分かっていて。ダブルタスクは僕には無理です(笑))、大事な話をしたいときは面と向かって話をします。
こちらの状況や思いを正しく相手に伝えることは、授業を受ける場合においても必要なことですし、相手を尊重することにもあたるわけです。
極端に言えば、「え~それやだ~」っていう子の方が、話を聞いていることになりますよね。(笑)
「妖精が見えているのかな?」
授業中にどこか一点を見つめている生徒を時々見ます。明らかに考えている様子のない、ピントのあっていない目をしています。
これは疲れていれば誰にでも起こることで、集中してみているというよりは、少し先に視点があっているような様子です。
ただ誰にでも起こるにも関わらず、そういう一点見つめをしている生徒は固定されてきます。中3で言えば○○ちゃんや、○○ちゃんや、○○や…その光景を思い出そうとしても固定の生徒が浮かんできます。
そういう子達って、おそらく小学1年生の時から受けてきた学校の授業の受け方がもうすでにお客様になっているんですよ。参加することに価値があるのであって、中身を良くしようという観点がない。
話も中々届いていかないので、こちらが伝えたい価値観や考え方が浸透していかない。「あれってなんでしたっけ?」「そんなのありましたっけ?」「絶対言われていません。」「期限をのばしてください。」こういう生徒からよく出がちな発言です。
授業中そういう生徒がいたら僕は「妖精が見えてる?この辺にいる?」と非常にファンシーな対応をしますが、頭の中では「この生徒どうしたものか」「どうクラスに警笛をならすか」そんなことがグルグルと考えられています。
1分の悪魔タイム
この染みついた習慣はかなり厄介です。
学校のひと授業で1分そんな時間があったとしましょう。
「1分くらい良くない?」そう思われるかもしれませんが、この習慣は1分では収まらないことが多いので、「1分だとしても」ということを伝えたいのだと思ってください。
学校ではほぼ毎日6時間の授業がありますので、一日で6分間の一点見つめタイムがあるとしましょう。
そうすると
1週間で6分×5日=30分
つまりは、
1か月で6分×21日(平日)=126分(2時間6分)
1学期の間で、126分×3.5か月=441分(7時間21分)
1年間で、126分×9.5か月=1197分(19時間57分)
これめちゃくちゃヤバい数字ですよね。
僕は授業で、その日「もう疲れたから無理」の後の1分に無理をして欲しいという話を良くします。受験まで1年間あるとすれば人より6時間分の気持ちの入った学習ができます。10分ずつやれば60時間です。
無理することで、学習時間が増えること以上に、自分の出来るキャパが少しずつ増えていっているので、そもそも机に向かえる時間も伸びていきます。だから60時間どころの話ではなく、100時間にも200時間にもなってくるわけです。
要するに「一点見つめタイム」はその逆にあたりますので、相当の恐ろしさです。これを書きながら僕もぞわぞわしてきてしまいました。
せっかくの学習機会です。めんどくさいのも分かります。
僕も中学生経験者ですから(笑)
君たちの気持ちも十分に分かります。
それでも伝えたいし、変わってほしい。
一度の「気を付けてみよう」の気持ちと行動が、あなたの未来を変えるかもしれません。
どうせ『悪魔タイム』を過ごすなら、自分に価値のある方を選んでみましょう。
では~