先週の金曜日、所沢地区の小中学校は終業式を終え夏休みに突入しました。

 

 

これから長い長い時間おうちにいることに、夏休み3日目にして子供自身、そして親御さんもちょっと辟易し始めているかもしれませんね。

 

 

さて、そんな夏休み、子供たちにとってはゆとりを持って今までを振り返り、今後の決意をできる貴重なタイミングになります。

 

 

今年は新所沢教室だけでなく、東所沢教室の生徒たちとも絡む機会ができているので、例年の倍の人数の生徒たちの様子を4か月見てきました。

 

 

そこで上手くいっている生徒、そうは上手くいっていない生徒、両方がいるわけですが、どういう部分が違うのか、そんなところについて少し書いてみようと思います。

 

 

 

人には生まれながらに持った遺伝的能力があります、これには抗うことができません。

 

ただそれを少しでもいい方向に、もしくはビハインドを埋めるために努力や考え方を工夫することによって後天的に補うことは可能です。

 

 

勉強だけに限らず、スポーツや芸術などは「学び」を強めたり深めたりすることで上達していきます。

 

その際に大きな要因として、『目的』『考え方』『時間』の3つがあります。

 

そしてこれら3つは掛け算をされることで、効果が増幅していくことになります。

 

ある膨大な知識を頭に入れなければいけない時、また得た手段をトレーニングによって自分のものにする時、どのタイミングまでにそれらを習得するべきか、なぜ必要なのか。

 

その辺りのことが『目的』にあたるのかと思います。

 

「定期テストまであと1か月。ならば2週間かけてトレーニングして置ければ十分間に合う。」これは非常に健全な目的の立て方です。

 

これが、「期限が7月末だから、とにかく終わらせよう。」になると△。

 

「とにかく」の中身が自分のためなのか、指導者の期待に応えるためなのか、ほんとうに「とりあえず」期限があるからなのかで、〇にでも✕にでもなります。

 

 

次に「考え方」。

やらなければいけないもの、やる方が良いこと、そんなことに対してどんな意識で取り組んでいくのか。

 

「少し先の自分のために」「良くなっているだろう将来の自分に期待して」こういうことならば十分に〇。

 

でも「やらないと怒られるかもしれないから」「テストが終わったら忘れてもいいや」「やっているように見せられればいい」こうなってくると〇はつけてあげられません。

 

 

そして「時間」。

期限設定があるのなら、そこに十分間に合うような配分にしてトレーニングを積めれば、かなり立派です。それが後半になってバタバタと終わらせにかかるとなると、時間のかけ方としてはお粗末な評価になります。

 

 

これらの3つの要素。

それぞれに得点をつけて掛け算するとなるとどうでしょう。

 

 

それぞれ10点満点で得点を付けた場合、最高点は1000点になります。

これがすべてがカツカツ、内容が伴わないで1点だとすると掛け算しても1点のままです。

 

勿論やらないよりは100倍ましなので、マイナス得点ということはありません。

 

 

 

最終的な目標が同じだとしても、それぞれの要素によってこれだけの点数差ができるわけです。

 

先天的な能力にもし点をつけていいとした場合、ここにさらに掛け算として追加します。

 

 

これが「昔は賢かったのに、どうしちゃったんだろうね」の正体ですね。

 

 

 

我々教育現場にいる人間が、ひとりの子供に使うことのできる時間は限られています。だからこそ、「ただ」授業をするのではなく、『考え方』や『目的』、そしてその環境における『あたり前の基準』を伝えていく必要があるんです。

 

 

「考え方」さえ整ってしまえば、なんなら僕らなんて必要ありません。

 

 

その「考え方」を得たうえで、トレーニングを積んでみる、考えながら学んでみる。

 

自分のオリジナルやこだわりを少しだけ封印して、指導してくれる人の言う通りやってみる。

 

仲間達がどうやって行動をしているのか観察をしてみる。

 

期待をかけてくれる仲間や大人の言うことを、ちょっとでいいから真に受けてみる。

 

 

 

長い長い休み期間、勉強だけじゃなく自分を成長させる要素は沢山あります。

 

将来の夢や目標を今の自分の考えのレベルで良いから思い描いてみる。

そしてそれを叶えるにはどうするべきなのか、まずはガムシャラなのか一直線なのか、自分の性格を考えて決めてみる。

 

 

気の重い夏休みではなく、自分をプラスに動かす素敵な時間と考えて行動してみましょ。

 

 

では~