「丸山君は、自分の子どもを通わせるなら、どんな高校がいい?」

 

「僕は母校を愛してるので、川越に行ってほしいですね。

あ、女の子なら、川越女子かな。」

 

「川越に受かるのが厳しそうだったら?」

 

「それなら、進路実績がいい高校。

本人が大学進学以外に興味があるなら、資格取得とか就職の実績がいい高校、ですかね。」

 

「う~ん。おおむね同意なんだけど……

“実績”というより、“教務力”を見てるってほうが俺の感覚に近いかな」

 

 

 

*************************

こちら↑は、数年前に、塾長とした会話です。

 

ウィルは毎年、手分けして100近くの私立高校の説明会に足を運んでいます。

私立高校が教育関係者を対象に、来年度の入試について説明する会です。

 

ウィルは「県立専門」と謳ってはいても、いわゆる“すべり止め”は必須。

とすると、全員が私立高校を受験するわけで。

プロとして、薦められる高校を見極めなければいけません。

 

 

 

「塾長は、私立高校説明会の何を注意して聞いてるんですか?」

 

 

 

その答えが、「教務力」だったわけです。

そして、こう↓続けました。

 

 

 

*************************

「面倒見がいいとか、授業が分かりやすいとか、いい先生が多いとか、

のびのび学校生活を送れるとか、明るく礼儀正しい子が集まるとか、

正直、実際に入ってみないとわからない。

それに、学校の雰囲気をどう感じるかは、主観だからね。

制服がかわいいかどうかなんて、俺にはさっぱりだもん笑」

 

 

 

「たしかに、丸山君と同じように、客観的な尺度である“実績”をまず見る。

でも、進路実績だけでは、その学校の教務力は測れない。」

 

 

 

「たとえば、早稲田の合格者が同数である、A校とB校があったとして、

A校に入るには偏差値70、B校に入るには偏差値65がいるのだとしたら?

A校は学年に500人の生徒がいて、B校は300人なら?」

 

「B校だって、300人のうち、20名もいない特待生クラスだけが早稲田に行くのかもしれない。

偶然、その年にだけ早稲田が多かったのかもしれない。」

 

 

 

どんな学力の子たちが入ってきて、どうなって出ていくのか。

その『数』ではなくて『率』を見てるよ。そして『率』が一過性のものでないのか。

それが、その学校の教務力でしょ。

 

 

 

*************************

この話をウィルに置き換えるなら……

 

入塾時の選抜なしで公立の小中学生が集まって、

こんな↑実績になります。

 

過去5年間で129名の卒塾生がいて、

その約7割が偏差値60以上をとったことがある、

というのがウィル新所沢教室の教務力です。

 

 

 

 

 

 

この時の塾長との会話には、実はまだ続きがあります。

長くなってしまったので、それはまたの機会に。


以上、丸山でした。

 

✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂

 

丸山の以前の記事は、下記のリンクをどうぞ。

 

今の私は、過去の私で、できている

そのこだわり、捨てられますか?

“わかりやすい”って評されてるうちは、まだまだなんだよなぁ。