突然ですが、

終戦の年月日ってわかりますか?

 

 

 

 

 

火曜の小6国語で話題に上がったのですが、

答えられた子はいませんでした。

 

まぁ、知らないこと、それ自体は構いませんよ。

まだ小6になったばかりで、歴史の授業でも触れていないでしょう。

教えるのに10秒もかからないことです。

 

 

 

 

 

問題なのは、「1945年8月15日が終戦の日だ」という知識を身につけておこうと思えるかどうかです。

 

 

 

 

 

検索すれば、インスタントに情報にありつける時代です。

「知識ばかりを身につけても、役に立たない」

という論調さえ芽生えてきています。

 

が、はたして、そうでしょうか?

たしかに、知識は教育の目的ではありません。道具です。

 

けれども、終戦記念日すら知らない(ままでいいと思う)子が、

選挙に行くオトナになるでしょうか?

ニュースがわかるオトナになるでしょうか?

結婚記念日を覚えている夫になるでしょうか?(笑)

 

 

 

 

 

テレビで見た、マンガで読んだ、親御さんがそういう仕事をしてるから。

何か思わぬきっかけで、オトナよりも小6のほうが知識を持っていることだってあります。

 

「まだ習ってないから」「テストに出ないから」「そんなの知ってて何の役に立つの?」

という視野狭窄な思考の人では、お里が知れます。

 

 

 

 

 

“弘法筆を選ばず”というように、道具(知識)は二の次のものです。

しかし、筆を持つことがなければ、弘法も書の達人になりえません。

筆という道具を使って、達筆という技術を身につけたはずです。

 

同じように、知識を身につけようとする姿勢が、

教養を育み、品のある人格を醸成していくものです。

 

 

 

 


新所沢教室19期生にあたる小6は、素直に学べるカッコイイ子たちです。

「終戦の日、覚えておけるかなぁ」

と、ちょっと未来の自分を想像してメモしたり、ブツブツ唱えたりしていました。

 

その他にも、話は広がり、

自分の知識や考えを披露してくれます。

 

 

 

「前に国語の教科書で戦争の話をやりました」

 

「原爆が落とされたのは広島と長野だっけ?」

「ちがうよ!長崎だよ!!」

 

「あぁ、8月9日が終戦の日だと思ってたけど、原爆が落とされた日か」

 

「日本しか原爆を落とされた国がないって、別に名誉なことじゃないですよね?」

 

 

こんなふうに“自分に関係あることだと思って話を聞く”ことができる。

この空気が、体験に来ているメンバーにも伝播していくんです。

小6は、必ず良い学年になります。

 

 

 

GW明けにでも、今回の話を忘れていないか、聞いてみようかな。

 

 

 

 

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申し遅れました。

お久しぶりです。

もしくは、はじめまして。

丸山です。

 

小6の国語と算数を担当しています。

 

今年度は新所沢教室での勤務が多いので、

この『3つの種まき』を借りて、ブログを書かせていただきます。

 

 


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過去に開催したジーニアス・アワーに合わせて書いた自己紹介です。

【マルヒロ】ってどんな小学生だったの?

【マルヒロ】ってどんな中1だったの?

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