以前こんな記事を書きました。

久保先生に、「あれはズルい」と言われたのですが、正直本番は卒塾式かな、と思っていたので、これはちっちゃい布石として(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お久しぶりです。(旧帝)大の医学部に進学することになりました。」

 

 

彼女から連絡があったのは6年前。

 

 

完全な卒塾生ならば、わかるのだけど彼女は中2になる前後に愛知県に引っ越していきました。

 

そんな彼女から教室に入った一報。

 

 

驚きもあったけど、僕自身「やりよったな」という、ほくそ笑む感じもある結果に、当時はこっそり鼻高々になっていた僕がいました。

 

 

 

 

あれから6年。

 

 

またまた突然の電話。

 

 

 

 

「医師国家試験に受かって、お医者さんになります!」

 

 

 

 

 

 

いや~感服です。

 

 

 

 

それと同時に、「なぜ中学生時代からあっていない僕に電話?」と思ったわけです。

 

 

彼女は続けて言います。

 

 

「先生のおかげで・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけない。

 

 

 

 

 

 

彼女の努力が今回の偉業を達成したんです。

 

 

なのに彼女は「先生のおかげで」っていう訳です。

 

 

 

僕は医師免許も持っていなければ、大した偉業何て何も達成していません。

 

ただの一塾の先生です。

 

 

 

 

 

 

 

「いやいやあなたの0.1mmも役に立ててるかわかんないよ。」

 

そういったわけですが、彼女から言われたことは、僕の一生の宝物になるようなものでした。

 

 

「怠け者だった私を、先生は変えてくれました。」

 

 

 

照れる気持ちと、にょきにょきと伸びた僕の鼻。

 

 

 

 

でも彼女の言葉って、僕にとっては物凄く大きいんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

今年度の大学受験を終えて、ウィルに返ってくる卒塾生が今のところ2名います。

 

それにプラスしてウチに興味を持ってくれているのが1名。

 

 

3人が共通して言うのが、「勉強ができるようになった。」ではなく、

 

「勉強のできる自分を作ってくれた。」これでした。

 

 

様は「考え方を培ってくれた」そう言ってくれたのです。

 

 

 

 

それに加えて前述の彼女。

 

 

 

 

彼女との付き合いは1年程度。

 

あれから10年以上の間隔を経て、また感動を味わえました。

 

 

 

改めて考えると、塾って「教えてなんぼ」「かまってもらってなんぼ」そんなイメージが世の中にはあるのかもしれません。

 

 

僕は、そんな「一般的」を忘れるくらい、ウィルという空間の中で生きて、感動を生む瞬間に携われています。

 

 

 

言ってしまえば、ウィルは塾じゃないんだと思います。

 

体の良い言い方をすれば、学校なんだと思います。

 

 

 

そんな空間を生み出してるのはトミダでしょうか?

 

いえそうではないです。

 

生徒それぞれがその瞬間をトライし、伝統を紡いでくれているんです。

 

 

 

 

定期テストの点数が振るわない、とか、うちの子どうなのかな~

 

 

そんなことを、どうでもよくして良い位の達成感を受験が終わったタイミングに味わえるのも、ウィルのカラーなのかな~

 

そんなことを考えています。

 

 

 

 

 

 

 

Hちゃん。

 

 

本当におめでとう。

 

周りを見渡せば普通のことかもしれないけど、めちゃめちゃすごい偉業だから。

 

 

これから研修医として、大変な時間を過ごすことになると思うけど、自分が信じる道をきちんと選び倒せるくらい全うして、自らの一歩目を選んで下ださい。

 

「覚えてますか?」

 

君の質問に憤るくらいに、君たちのことを考えています。

 

重く感じるかもしれないけど。

 

塾だろうが何だろうが、君たちのような人たちに携わるすべての人がそう考えることを期待しています。

 

 

 

また今度会えるのを楽しみにしてるね。

 

 

本当におめでとう。

 

 

 

 

 

 

では~おばけ